しばらく、お預け：

母の使っていた部屋だけは、今回やランでもええわと思っていた。でもでもそこを通るたびに気になる。で、結局昨日始めた。一人で始めたが、マッチが一人でできることなんてたかが知れてる。表面に現れてる化粧箱の包み紙を千切ってそのまんまになってるのを、ゴミ袋に入れ始めた。寒い、おかしいなと思ったらエアコンが冷房になっていた。どひゃー。暖房に切り替えてもすぐには温まらない。物置が暖かいよりは寒いほうがええんやあと憎々しげに思いながらやってると、何しよるんなーと、娘が合流。

そこからはどんどん捗っていく。これ、いるんな、要らんのな。災害用の水やカラ。ほしたら期限切れててもそれなりに使えるからええか。大分すいてきたところで、ここばっかしやってても埒が明かん。台所のお釜の下のあの物置じゃなあ。ええーっ、あ、あそこやるんかいなー。乗り掛かった舟、もう仕方ないわ。釜の下の戸棚に何が入ってるかは、大体わかるけど、結局わからん。

で、楕円形の非常食なんか、牛めしとか赤飯とか、とっくに期限切れ。これを捨てるのが大仕事。なあなあ、このまま知らん顔して燃えないゴミに出せるんちゃうん。いかんがな、そないな迷惑なことする奴がおるから、ゴミ集める人が大変なんやがな、と説経され、しぶしぶ缶を開けて捨てることに。半端な数やない。ことに楕円形の缶はあけにくかった。あんたやめとき、手ぇ切ったりするから、あたしがやるがな。ほらそこの白い袋出さんかい。ヘイへい。事務長が紅茶でも飲みたいのか途中で覗く。無視無視。ご飯おそうなってもええかいなぁ。かまへんかまへん、あんた明日も休みやろ。お前仕事やろ。そうやけどええよ。

娘は口は悪いが優しいのだ。白魚の指で(これホンマ)どんどん仕事片づけていく。

今娘が朝ご飯食べに下へ降りて行った。一緒に楽しいお片付けの機会はしばらくお預けじゃ。

Follow me!