人間の弱さ：

昔、知り合いが若くして3人次々がんで亡くなって、救いを求めてバプテスマを受けた時には、聖書は読むには読んだし、牧師さんの説教も聞いたわ。

そやけど、今になって読み直してみると実に意味が深いことに気が付く。イエス様が大祭司らに捕らわれて、十字架にかけられる前にペテロにこういった。

ペテロよあなたは明日鶏が啼く前に３度私を知らないというだろう、と。その時点ではペテロはイエス様と一緒に拷問にかけられても構わぬというくらいの勢いだった。しかし、実際に神の子イエスが捕まってひどい仕打ちにあってるのを見ると恐ろしくなったのだろう。あなたはあの人と一緒でしたねと聞かれて３度知らないといった。３度目に知らないといったすぐあと鶏が啼いた。

こういうところはよく覚えてはいるが、奇蹟をいやというほど見せられて、それでも知らぬという神経がわからなかった。その後酸いも甘いも噛み分けて再読してみると、人間の弱さそのものではないかと。誰もが持ってる人間の弱さ！！

ところでイスカリオテのユダは銀貨３０枚でイエス様を売ったのだけど、銀貨３０枚って今でいうたらどのくらいやろうか。畑１枚買えたらしいけど。

ユダはその前に、あなたは生まれてこなければよかったとイエス様から言われている。聖書というものは優しいばかりじゃない。怖い預言の書。

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