開院後すぐの訴訟（2）：

☎の話を聞くとかなりの血液排出らしい。すぐに田坂まで来てくれるよう頼んだ。患者さんの住所は埼玉県入間市。かなり遠い。田坂は代々木駅の８階。丁度入間の大きな病院へ勤務していた倅に電話してお前んとこで何とかならんかと聞いたが、今日は俺の（開業のための）送別会で外科が全員酒飲んでるとのこと。研修医一人しか病院には残ってないよという。これでは代々木まで来てもらうしかない。レポートみると場所は横行結腸、大きさは１０ミリの有茎性ポリープ、大したことはないが位置取りは難しいかもしれない。当時癌研有明にいた有名な内視鏡の名手Y先生が術者だった。外来での説明はマッチが担当した。

タクシー呼んで玉学まで。新宿行きの小田急線快速に乗り込む。田坂へ着いたのが午後11時。ナースは既に来て待っていた。

先生、先ほど救急隊から電話があって、患者さん入間の駅で大量下血し救急車に乗ってるそうで、病院をこちら（入間）で探しましょうかそれとも代々木へお連れしましょうかと聞いてきたとのこと。

救急体に連絡する。血圧が80切ってまして、こちらで病院探しましょうかと聞かれた。マッチは副院長だったので最終的権限はないから院長に連絡するが繋がらない。何度もかけたがダメ。

それで救急隊に私の判断で。そちらで病院探してくださいと頼んだ。代々木へ来てもらってもクリニックでは輸血などもできないからだ。（続く）

昨夜、第42回コロンクラブの帰り、エーザイさんの入ってるビルの一階で、大高先生と。