女の方、あなたはわたしと何の関係が:
有名なカナの婚礼の話。婚礼に弟子たちと招待されたイエスは、母マリアに「葡萄酒が足りません」と頼られる。それまでマリアはイエスの義父ヨセフがなくなってから息子に頼るようになっていた。ユダヤの習慣ではそうであった。
家族を大事にしてきたイエスだから、何とかしてくれるだろうと思ったのである。ユダヤでは特に田舎では婚礼に客を招いておいて料理や葡萄酒が切れると、一生涯悪口を言われるのだった。皆いくらか包んでいくのでその分取り返そうと飲んだり食ったりするわけだ。実際に酒が足りなくなって裁判沙汰になった例まであるという。マリアは主催者側の人間であったから、葡萄酒が切れると困るのである。で、息子に頼んだが、イエスは「女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。わたしの時はまだ来てないのです」ヨハ2:4.ここでなんて冷たい息子だと勘違いする人も多かろうが、そうではない。この時の【女の方】という呼びかけはギリシャ語ではグネイという言葉で、相手の女性に対する最大の尊敬と愛を込めた呼びかけなのである。
実際カナの婚礼の終わった後、短期間ではあったがイエスは家族、弟子と水入らずの時間をカペナウムで過ごすのだった。そしていよいよイエスの公生涯が始まる。
十字架上で苦しんで死にかけるとき、イエスは弟子ヨハネを指して、母マリアに「女の方、ご覧なさい、あなたの息子です」とやはりグネイという呼びかけをして、愛する弟子ヨハネに母マリアを託すのであった。ヨハ19:26

こんな症状にご注意を!( 食道、胃、十二 指腸)
●胸焼け
●みぞおちの痛み
●胃の痛み
●ムカムカする
●便が黒い
●ピロリ菌が心配
☆☆このような症状があれば、早めに受診されてください。
※思い当たることがありましたら胃内視鏡検査をおすすめいたします。