除籍されたこと：

４５年くらい前にバプテスト教会で信仰告白し、受洗した。その後牧師先生の奥様が、突然若い男と教会を飛び出した。その奥様とは、いろんな話でウマが合っていたので、いなくなられてショックだったし、洋光台から本牧まで礼拝に通うのが辛くなった。折しも医学部受験、合格して医学生に。子供はまだ小さくて親の手が必要だった。

私を導いてくださった天利武人牧師も、その教会からおそらく追い出されたのかもしれないが、お顔が見えなくなった。

礼拝をさぼった。ずうっとさぼった、教会からはトラクトは時々送られてきたが、もう心はそこにはなかった。結果いきなり除籍ですと来た。

あまり重大なこととは考えなかった。あ、そういうもんなんだ、教会って。

それから４０年、伊万里の牧師先生に出会って、もう一度証を書いて教会員に加えていただいたが、聖書はおろそかにしていたのでついていかれず、中川健一先生の聖書塾に入った。これはまたセミプロみたいな内容で、相当勉強しないとレポートが書けない。神の恵みで既に４学期。

昨日勉強したところはマタ18：15-20。教会による懲戒の箇所だった。ここはよく知っていたが、警告を聞き入れない人は教会から追い出しなさい、サタンに手渡しなさいと言う厳しいところではあったが、その後のイエス様の訓戒ではそうではなくてその信者が悔い改めてもう一度イエス様のもとへ帰れるように道を開けておくという内容だった。そういうことだったのか。

私は除籍されたが、感謝している。天利先生は先般亡くなられたが、その直前にお電話できて、聖書塾に入ってると言うと大変喜んでくださった。僕が聖書塾やれればよかったんだけどなあ。先生、拾ってくれた先生がいらしたんだよ～。天国ではまたお会いできるかもねー。

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