横浜消防署出張所前にて：

もう1か月も前になるかなあ。事務長が帰り道、運転してた時、と言っても渋滞しててノロノロ運転。横合いから子供さん二人載せたお父さんが自転車でわっと飛び込んできて自転車がひっくり返った。事務長は慌てて、マッチに降りろ降りろとしか言えない。降りたら子供は泣いてるが、傷などはなさそうだった。親父さんは大丈夫大丈夫とすぐさま帰っていった。その時建物の中から出て来た人は良く知ってる人だった。私の患者さんYさん。消防職員だった。あれ、先生どしたんですかぁ。一部始終を見ていたガソリンスタンドの奥さんたちが来てくれた。その場所は横浜消防署の出張所真ん前だったのだ。で、で、中からみんな出てきてくれて警察も呼んでくれた。事務長はそういう経験がなかったから、おろおろするばかりで、ちょっと消防車が出られなくならないようにこっちの方にと車を誘導してくれたのだったが、自分ではどうにもできない様子だった。右切って、ハイ左へ。直進。ストップ。

警察は渋滞で少し遅れたが、寒いから車の中で待ってるといですよ。警察も消防からの通報だったためか対応が親切だった。相手の人は現場へもう来られないとかで警察の方から行きますと。

消防の方々にお礼を言って家路へ。私にはYさんがイエス様のように見えた。助けてもらったあ。事情はどうあれ、相手は自転車。裁判所に訴えることだってありうるらしい。

数日前Yさんがクリニックへ。事務長呼んでご挨拶させてもらった。車のへしゃげたところは修理に出してもう治った。あーよかった。

ホンとはね、も一つ大きく助けられたことがあった。開業してすぐのことだった。

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