遥かな道：

昨日の日曜日には指導医更新のための学会セミナーでほぼ一日潰れてしまった。重点教育セミナーはコロナがまだ何たるものかさっぱりわかっていなくて恐る恐る参加した2年前。あと一回くらい総会に出てれば点数は揃う。

礼拝参加できなかったので、夕方はネットでメッセージを聞いた。ルカ9：57-62だった。

キリストがその半年後の過ぎ越しの祭りには十字架にかかると予定されてた、その秋の仮庵の祭りにエルサレムに向かう途中の場面。3人の弟子候補がイエス様に志願してくる。けれど3人ともに一時のイエス様のやさしさ、神からの力に敬服してのことだったが、今の生活への執着が捨てられないばかりに、弟子入りを断られた。

一人は、人の子には枕するところもありませんと言われて、おそらくしっぽ巻いて逃げたに違いない。他の一人は父親を葬ることを先にさせてくれということだった。当時のユダヤ律法では良心を敬いなさいとモーセの律法にはあったが、父親を葬るということは(まだ元気な父親であるなら)相当な時間がかかるのだわ。残りの一人は自分の家の者たちに別れを告げることをお許しくださいと条件を出したが、これはロトの妻のようなものであって、この世の生活に対する未練が十分すぎるほどあって、私にはふさわしくないと窘められたのだった。

こうして考えてみると、信仰と恵みによって救われることはいとも簡単であるけれど、キリストの弟子として一生涯ついていく牧師って、やはり尊敬に値する人たちだなあと感心した。

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