けつの穴、変換できひん：

昨日の朝、受付さんが青い顔してくる。こ、怖いおじさんが来てます、便潜血です。初診かえ？は、はいそうです。

それだけ聞いとりゃ、腹は据わった。呼び込む。話聞いたら、便は出してないと。そやけどあんたなぁ、検診の医者が陽性て書いたるがな。あのねえ、前の晩、便が出なかったから、棒入れたんですわと。早い話がも一回便の検査をチュウ意図かいな。あのなあ、出たものは出たんや、大腸検査やで。電子カルテに入力する。けつの穴に棒突っ込んでしもうたと、書くところがケツが変換できへん。こらあんた変換できんがな。おっさん慌てて、センセ、けつやないです、肛門です。それから親しくなり、前の仕事今の仕事について話を聞く。検査の準備の説明にナースに回す。ちょうど旭中央の石田先生が午前中の助っ人に。で、さらに話は盛り上がり、へえ、ヘリコプターも乗れるの、いいなあと。ナースが一喝、センセら、今日忙しいんです。早く説明したいのでそんな話やめてくださいと。事なきを得た。大体町医者でしかも女医とくれば、おっさん連中は舐めてかかるから、せめて品の悪さだけでも上行かなあかんのや(笑)。

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