院長の独り言2013年12月
2013/12/2 師走、レセプト、業者の床掃除:
今日からレセプト。昨日の日曜日は年に4回くらい頼んでいる業者による床磨き。で、土曜日には机の上などへあげられるもの、脱衣かごとかもろもろを上へあげて帰った。今朝はそれを元へもどすところからスタート。これが結構面倒くさい。
2013/12/3 さすが主婦:
丸亀の叔父が昨日の朝亡くなった。検査の予定もぎっしり入っているのでお休みするわけにはいかない。とりあえずは弔電とお香典。さて、弔電の送り方がわからない。ネットで調べて入力したものの、最終段階でクレジットカードの番号がわからない。もっと簡単にできるはずと思って受付の人に聞いた、二人が知らないと。あとの一人は
”わかります”
って。さすが主婦してるだけのことはある。
2013/12/4 勉強会:
今夜は田坂記念クリニックで症例検討会。これでもなければ学会以外に23区内には行くことはない。さて、今日はどんな症例が出されるのか。行って恥をかいてくるのも勉強。
2013/12/5 昨日の勉強会:
面白かった。いい症例が供覧され大変勉強になった。自衛隊病院の箱崎先生たちの症例。来週みなとみらいでの、横浜コロンクラブにも出してくださるとのこと。もう一度写真も、診断も見せてもらえるなんて、超ラッキー。それだけではなかった。佐竹先生ともいろいろお話しできて、クリニックが余計な費用を使わなくてもいいような情報ももらってきた。
2013/12/6 今日の午後:
今日は午後休診なので、レセプトチェックをする。今月はなんだかせわしなく、まだ大部分が残っている。それが終わってからカイロプラクティックの予定。
2013/12/7 レセプト:
結局、昨日の午後には終わらなかった。で、どうしよう。ところで
”二つの祖国”
以前第一巻で電車の中で泣いてしまったが、その後は特に泣いてしまうようなところはなかった。が、作者の筆力は圧倒的なものがあり、いよいよ東京裁判も終局間近。主人公が弟と心通じ合う場面でまた泣いた。マッチには人と人とが心通じ合う場面で泣いてしまう癖があるようだ。
2013/12/9 ホームページ:
小島先生の開業にあたり、看護師さんたちも患者さんが増えるようにアドバイスしている。ホームページを作るの作らないのと言ってるので、
”いまどき開業するのに、ホームページ作らなきゃダメだよぉ!うちの院長なんか毎日くだらないこと書いては更新してるよ”
だって。そしたら
”毎日なんて書くことがないよ”
ときた。
”何だっていいのよ。猫7匹も飼ってんだから毎日そのこと書けばいいじゃん”
と。もともとは長谷川先生から進められてやり始めたことだった。
2013/12/10 横浜市胃がん検診:
ようやく横浜市も胃がん検診を内視鏡で実施するようになってきたらしい。そのモデル事業に参加するかしないかのアンケートが回ってきた。見ると、局所咽頭麻酔のみ許されて、鎮静剤などは不可だという。えーーーー、それはなんぼなんでも協力できない。自分が受ける側になったら、そんな恐怖の検査を受容できるだろうか。別に鎮静剤のお金を払ってほしいとは言わない。使ってもよいが経費は払わないということだったらぜひとも協力したいのだが。
2013/12/11 時は残酷だねぇ:
昨日のFBでは清水さんが”時の過ぎ行くままに”を誰かが歌ってるのをアップしていた。
”えー、ジュリーじゃないじゃん”
ってコメントしたら、すかさず別のをアップしてくださった。マシャだった。
”きゃー、かっわゆーい”
とコメント。今朝マシャとジュリーとどっちがいいかという話を娘としていたら
”だって、ジュリーはデブじゃん。時は残酷なものだよねぇ!”
と来た。もう、あの退廃的なジュリーは観れないんだろうなあ。
2013/12/12 本の交換:
受付のAさんは、本が好き。マッチが読み終えた
”二つの祖国”
を貸したら、百田尚樹の
”永遠の0”
を貸してくれた。何かと話題になっている作家だけれど、読んだことがなかった。読み始めたが、正直、あまり自分の感覚に合わないような気がした。それでも、せっかく貸してくれたのだからと電車の中で読み継いだ。零戦の搭乗員で生き残った人の思い出話が延々続く。ラバウルからガダルカナルへと連日の出撃がいかに体力、精神力を消耗するものかがよくわかった。物量のない日本海軍は、熟練飛行士を消耗品としか考えてなかった。軍艦を最も大切に考えていたらしい。米軍はそれとは反対に兵士の命を最も大切にして、十分な休暇を与えていたそうだ。これから話は主人公が神風特攻隊員として命を失うところに差し掛かる。
2013/12/13 横浜コロンクラブ:
昨夜はみなとみらいで横浜コロンクラブの勉強会。遠くからご出席くださった先生方、大変ありがとうございました。勉強になりました。
2013/12/14 マッチのページで:
昨日は午後、診療はなかったがなにやかやと忙しく、早々と寝てしまった。今朝出勤前にPC開けると、マッチのページで横浜市大同級生の中山先生と、後輩で同じ大腸内視鏡の道を歩いている横山先生とが、やり取りしていた。マッチのページで同窓会とは嬉しいこと!!横山先生お大事に。中山先生、女性外来の情報おせえてね。マッチも横山先生同様内科医と言っても、内視鏡医だからね。キャー、楽しー!!
2013/12/16 ケメちゃん:
昨日の朝、ケメちゃんからメールが。
”開院5周年おめでとう”
って。実のところ、すっかり忘れていた。そういえば5年たったんだ。その間、無事に過ごせたのも、スタッフの目に見えない心配りのおかげ、患者様が来てくださったおかげ。そして、毎週メールで励ましてくださったケメちゃんのおかげ。皆様、ありがとうございます。
2013/12/17 新しい看護師さん:
11月にやめた常勤看護師さんの代わりに新たに昨日見学を兼ねてこられた看護師さん。笑顔の素敵な美人。一月半ばからは常勤で来てくださる。常勤さんの数が足りないと、朝早くから検査の準備、夕方の外来が大変。それぞれお休みをとる日があるので、一人で奮戦する日があったのだ。パートさんは9時からだから、内視鏡検査、治療には差し支えないが、検査できるように準備するのが、常勤さんの仕事のうちなので、しんどいと思う。
2013/12/18 木綿の手袋:
今日は寒い。関東でも午後から雪だそうだ。今年の猛暑日に薄汚くなったウールの手袋を見たとき、ぞっとして、ごみ箱へ捨てたのだった。今朝、手袋を探したけどなかった。そうだ、あの時捨てたのだ。仕方なく生協から仕入れていた掃除用の木綿の手袋をはめて出勤。それでも、無いよりはましだった。
2013/12/19 返ってきた9000円:
双子を昨年出産した看護師さんがパートで来てくれている。内視鏡介助の技術も、患者さんへの対応も、後輩への指導も非の打ちどころのない素晴らしい人だ。彼女が昨日のお昼前何となくがっかりしたような感じで言った。
”駐車場出たとき1万円出したんだけど、おつりが100円しか出て来なくて、なんか変だなあと思ったけど、あきらめてる”
というからみんなで
”ひょっとしたら落し物で届いてるかもしれないから届けたほうがいいよ”
とけしかけた。マッチもけしかけつつ、心の中では半分以上こりゃだめだと思っていた。お昼休み終わってから彼女がにっこりして帰ってきたのだ。届け出たら、
”もうお金が届いていますよ”
ってことで9000円。そっくり。よかったねぇ!瀬谷っていい人が多いんだ。横浜のチベットとか悪口言われてるけど、住んでる人たちはいい人たちだよ。それに、彼女のことをきっと神様も見てくださってたに違いないと思う。
2013/12/20 嫁のお友達:
少し前から倅の嫁がFBに入っており、マッチとお友達になっている。時々孫たちの写真を正面からではなく、他人にはそれとはわからぬような角度でアップしてくれるので、とても喜んでいる。その嫁のお友達が、マッチの投稿に
”いいね”
押してくださったので、しめしめと思ってお友達申請した。すぐさまOKしてくださった。嫁からも
”おや、お友達になったんですね”
と、コメントが。そういうこともFBならではの楽しみ。そのお友達へのメールに
”嫁”
と書いて送った。
”うちの倅の奥さん”
とはかけなかった。やはり何といっても身内なのだから、奥さんとかいう言葉は日本語としておかしいと思ったからだ。ごめんねと心の中では詫びつつ。こういうマッチはうるさい姑なのだろうか。その嫁は倅にはもったいないくらい明るくて心優しい娘だった。最初にうちに連れてきたときそう思った。何がどうということはないのだけれど、どうしようもなく可愛いと思った。
2013/12/21 受付さんの苦労:
最近はどこの保険組合も赤字みたいで、何かというとこちらのレセプトを切ってくることが多い。自衛策としては、切られないようにきちんとした診療とそれに対する病名入れが必要。患者さんにはそういうことはわからないから、保険証を忘れたとか、少し多めにお薬をとかの要求がしばしばある。受付さんは、とても嫌な仕事と思うがそういう場合に
”保険が通らないですよ”
、とか
”保険証がないととりあえず自費診療になります(持ってきてくれた時点で返金できる)”
とか、
”あと何日分だけ保険が通る”
とかしっかり締めてくれている。それを話すと病院薬剤師をしている娘は
”それはな、あんたがとろくさいから、受付さんが苦労するんやで、もっとしっかりしなはれ”
と檄を飛ばされた。確かにそれはある。けれど、診療だけに集中できるように支えてくれる彼女たちに、感謝、感謝。
2013/12/24 尻取りジョギング:
その場ジョギングを毎朝食事前にやることにしたと言ったら、受付のAさんが
”私もやる”
とのことで
約束した。意地でも続けなければならない。ところで土曜日の午後は、大腸検査だけにして外来は閉めてるから、最後の患者さんが目覚めてくるまでは手持無沙汰。で、受付さんとその場ジョギングをおっぱじめた。もう一人その時にいた若い受付さんも参加してやり始めたが、テレビを見るでもなくなんだか今一つ面白みに欠けた。で、じゃあ、尻取りしながらやろうよということになり、童心に帰って、尻取りジョギングを始めた。3人いればこれがめっぽう面白く、患者さんが起きてくるまでの時間やり続けた。3人ともしまいには体が熱くなってしまい、帰りにはコートを着るのさえためらわれた。ただし、マッチは毎朝、その場ジョギングの前に小橋先生のピョンピョン体操から始める。
2013/12/25 間違えたクリスマスプレゼント:
今朝、自宅でクリニックへきているメールのチェックをしていたら、長嶋先生から
”こんなクリスマスプレゼントが届きました、間違えでしょうかね~”
って。中身を見ると、ケメちゃんにピョンピョン体操について、お休みの日に詳しくお教えするからねという内容だった。ケメちゃんはマッチの
”院長のひとりごと”
を読んでくださる。で、ついこの前のお休みの日にピョンピョン体操って、ウサギさんの
歌を歌いながらやるの?まさかねぇ?とのメールが来ていたのだった。で、クリニックでは昼間は時間がないから、お休みの日にメールしようととりあえずの案内を送ったのだった。それにしても長嶋先生はユーモアを解する人だ。実はケメちゃんも長嶋先生の隠れファンなのだ。
2013/12/26 昨日の独り言:
昨日の独り言もいつものようにFBにアップした。そしたらFBのお友達から何の事だかわからんとコメントが来た。確かにそうだ。今、読み返してみてもわかりにくいし、第一ケメちゃんがマッチのメル友であることと、長嶋先生が旧来のお付き合いで、当院で内視鏡検査のお手伝いに定期的に来てくださってることと、ケメちゃんがピョンピョン体操について知りたがってることと、その体操がFBのお友達の小橋先生のブログに出ていたことなどを知ってる人でなければ訳が分からないだろう。さらにマッチがケメちゃんにピョンピョン体操について簡単にメールしたつもりが、長嶋先生に間違えて送信した結果、長嶋先生がおかしなクリスマスプレゼントですがとお返事をくれたなど。自分でもおかしくて吹き出してしまった。
2013/12/27 本が来るやら来ないやら:
”お正月はどうすんの?”
と昨日の帰り小田急線の中で受付のAさんに聞いたら、
”あのね、今ベストセラーになってる万城目なんたらの、分厚い本と宮部みゆきも買ってるから、それ読むの”
と。マッチは今読んでる不毛地帯はそろそろ終盤にかかるので、お正月に読む本がなくて、アマゾンに横浜の曹洞宗の住職さんが書いた禅に関するベストセラー3冊(すべて文庫本)を注文したが、来るとも来ないとも返事がない。
”あのさあ、そんなハードカバーの本、重くて電車の中で読めないでしょ”
と、悔し紛れに言ってみたが、彼女はうっとりした感じで、
”いいの、お家で読むから”
だって。行き当たりばったりのマッチの本は来るのか来ないのかまだわからない。
2013/12/28 寝間という言葉:
”せんせ、関西やろ”
と患者さんが言う。
”なんで?”
と聞いたら、朝ごはんの前に血圧測れいうときに
”さむーい部屋で測ったらいかんで、寝間があったかいならそこで測って”
といったらしい。
”せんせ、関東では ねま とは言わんで、俺、島根やからわかったけど”
と。受付さんに聞いたら和歌山出身のAさんは、ねま と言うと。横浜生まれの若いEさんは、ねまとは言わないと。Sさんも
”えーっ、ねまなんて言わないよ”
だって。患者さんに
”標準語しゃべっとるつもりやったけど…”
と言ったら
”せんせ無理無理!”
明日からお休み。けど、明日は出勤してレセプトやらないかん。
2013/12/29 今日はレセプト:
スタッフは今日からお休み。誰もいないクリニックで、レセプトチェック。うーーーーーむ。
こんな症状にご注意を!( 食道、胃、十二 指腸)
●胸焼け
●みぞおちの痛み
●胃の痛み
●ムカムカする
●便が黒い
●ピロリ菌が心配
☆☆このような症状があれば、早めに受診されてください。
※思い当たることがありましたら胃内視鏡検査をおすすめいたします。