院長の独り言2012年4月

2012/4/2 レセプトチェックと診療報酬変更:
二つが同時に来ると、受付さんは大変。昨日も日曜返上で出勤してくれた模様。今回特にジェネリック推奨で処方箋のうち出し方が今までと変わるらしい。窓口が混乱しなければいいが。お役所はなんでも切りがいいところで変更するから、現場の混乱などは関心の外。

2012/4/3 バスのエチケット:
玉ちゃんバスの運転手さん、ご機嫌斜めだったのか知らんが、少々遅れてきた若い二人連れの女性客に
”乗るんだか、乗らないんだかはっきりしろよ。こっちは待ってんだからな”
と。ボブカットの若い子はびっくり。先に乗ってた私たちもびっくりしたが、やはり公共の乗り物だから、時間は守るように、細かいお金かパスモくらいは用意して乗りましょう。ちょっぴりスッとした。

2012/4/4 暴風雨:
昨日は午後から暴風雨。午後の大腸検査を済ませて、外来は4時から6時まで。もう誰も来ないだろうから閉めちゃって帰ろうかなとも思ったが、最低の人数だけ残ってもらって時間まで開けていた。一人だけ薬をとりにみえた。高血圧の薬。あけといて良かった。

2012/4/5 これバリは:
新しく来てくれた大変優秀な看護師さんが、言葉のはしはしに”これバリは”と言う。はじめは不思議な気がしたが、どうやら、これだけはとか、これくらいのことではと言うような意味らしい。丸亀の母が、
”だれバリにゆうたらいかんで”
とか、
”どこバリでゆうたらいかんで”
とか言ってたのを思い出し、そういう使い方をするか聞いてみたら、するという。彼女は三陸の人で、御両親は今仮設住宅に住んでおられるらしい。方言は海をわたると言われるが、本当らしい。

2012/4/6 点眼薬:
電車の中でトイ面に座った男が、膝の上に載せたカバンに眼鏡を置いた。なんだろなと思っていると、小瓶に入った点眼薬を出して来て、背を伸ばし、のけぞった。その拍子に眼鏡が電車の床にパタンと。やれやれ、男は、眼鏡を拾ってもう一度カバンに置く。さすがに今度は眼鏡の固定位置を考慮した様子で、胸のポケットへ。点眼は、無事終了し、寸劇も終了で、ちょっと期待外れ。

2012/4/7 ジェネリック:
処方箋を一般名で書くと保険点数が雀の涙ほど上がるようになって、5日たった。処方する側はこだわりのある薬以外、一般名で書けばいいので、むしろ楽チンと思っていた。しかし、調剤薬局側は、それに従って実際に何を出したかを、医院側に知らせる義務のようなものがあるらしい。ごちゃごちゃした中で薬剤師が間違えた時の責任をあいまいにして、どっちにも責任があるようにとの悪だくみだろう。しかし、調剤薬局の現場は、忙しくて混乱しているらしいし、こっちも一旦一般名で出したものをもう一度商品名でチェックするほど
暇じゃない。医療費削減の美名のもとにジェネリック会社から政治家がごっそりぽんぽにないないしてるんと違うやろうか。

2012/4/9 星のある風景:
長嶋厚樹先生の星の写真集が出版された。日本写真企画社から。当院にもご寄贈いただいた。お値段は3000円。とてもとても3000円では買えないだろうと思ったが、製作には1冊10000円以上かかったらしい。今週末から六本木で写真展。うちも金曜の午後を利用して、看護師さんたちと一緒に見に行く予定。そうそう、本にサインをしてもらうのを忘れた。今週おいでになられたときにサインしていただかなくては。

2012/4/10 本にはまる:
日曜日、成瀬のローゼン3階の本屋に寄った。バスを待つためだ。五木寛之
”新・幸福論”
、葉室麟
”無双の花”
、小池龍之介
”自分を浄化する座禅入門”
の3冊購入。午後に読み始めた。それぞれ面白いが小池龍之介の座禅入門はことのほか面白い。前から呼吸法には興味があったので、引き込まれるように読んだ。今、行き帰りの電車の中でも持ち歩いている。

2012/4/11 報告書:
紹介させていただいた患者さまに関する御報告をきちんといただくのはとても嬉しいものだ。研修医のころ北里大学出身の先生がマッチのオーベンだったが、横浜市大はそういう点ができてないといつも注意された。送ってもらった患者さまに関する御報告をきちんとするようにと。マッチのところから御紹介させていただいた患者さまは、どの先生も丁寧なご報告書をくださる。自分のことを顧みるといささか恥ずかしい。ようし、書くぞ。

2012/4/12 自分の実像:
ドクターズファイルと言う企画があって、この前取材に来た。出来上がった原稿を持って昨日見えられた。彼の言うには、院長の独り言から受ける印象と実際会って話したマッチが全然違うと言うのだ。そう言えばこの欄を読んでくださる患者さまもそう言っておられた。もっとも、自分で自分自身が何者かわかってないのだから、実像もくそもないと言うところが本音だ。

2012/4/13 横浜コロンクラブ:
昨夕は大腸症例検討会。各施設から興味深い症例が供覧されて、勉強になった。当院は常勤3名、非常勤3名の看護師が働いてくれているが、内視鏡に携わっている常勤3名が出席してくれた。みんな勉強熱心だ。なかでも子育て中の看護師さんは、いったん家に戻って、子供にご飯を食べさせてから、みなとみらいまで来てくれた。マッチも負けずにしっかりやらねば。

2012/4/14 心に灯る明かり:
六本木の長嶋先生の写真展にスタッフと一緒にお邪魔させてもらった。写真集に載せられているものよりさらに素晴らしい
”星のある風景”
だった。どの写真がお気に入りですかとのアンケートが置いてあったので、最初迷ったが、星明かりの中に煌々と明かりがともされている合掌造りのお家が撮られているのを選んだ。
あそこまでたどり着いたら、暖かい光に包まれるかもしれないと感じられる、何とも心温まる写真。この写真がいいとマッチが構図をスケッチしたら、スタッフが”まあ、なんてへたくそな”と、けなす。楽しい午後のひと時だった。

2012/4/16 ”親鸞、激動編”:
五木寛之の親鸞は大分前に前篇上下を買って読んだ。あまりにも話が荒唐無稽で、この著者にしては面白くなかったので後編は敬遠していた。昨日はいよいよ買うものがなくて、まいいかと思って上下を購入。親鸞が流人として越後へ流されてからの話だが、これが実に面白く一気に読んでしまった。なかでも親鸞が念仏に雨乞いの力などないとはっきり知りつつも、命がけで雨乞いする場面が圧巻だった。さらに続く最終編も、早く読んでみようと思う。

2012/4/17 圧倒的女性人気:
ケメちゃんが検索したところによると、長嶋厚樹先生の写真展
”星のある風景”
は圧倒的女性人気なのだそうだ。用意した写真集もあっという間に売り切れだとか。もうもう、それで、引っ張りだこになっちゃってうちへ内視鏡に来てくれなくなったらどうしよう。 http://www.photo-com/wordpress/

2012/4/18 間違いドットコム:
昨日FBにアップした長嶋先生の載ってるサイトはマッチの間違いだったようで、早速アクセスできないとお友達からコメントが。マッチもやってみたけどやっぱりアクセスできなかった。ケメちゃんのメールからはできたのに…。良く見るとcon.が抜けていた。長嶋厚樹写真展は明日まで。お時間の許す方はどうぞ。 http://www.photo-con.com/wordpress/

2012/4/19 合掌造りの写真:
昨日は
”星のある風景”
写真展の合間を縫って、長嶋厚樹先生が午前中内視鏡に来てくださった。合掌造りの写真は、是非クリニックに欲しいので、お願いして作ってもらうことにした。会場で見たのと同じでいいと言ったら、先生は、
”あれは新聞紙を広げた大きさですよ”
って。会場では、どうしても小さめに見えるもののようだ。今回の写真展は今日でおしまいだが、6月は新宿、7月は銀座で個展だそうだ。ちょっとちょっと、うちの内視鏡もさぼらずに来てくれないと恨んじゃうよ。

2012/4/20 TMS会員:
そう言えば、毎年4月末までに会費の払い込みをしなければならなかった。今年はまだしてないような気がする。土日で調べてまだだったら早速払い込もうっと。まだ間に合うはずだと勝手に思っている。このところメールチェックがおざなりになっていた。

2012/4/21 五木寛之・新幸福論:
先週の日曜に他の本と一緒に買っておいたが、途中までで気移りして他の本を読んでいた。昨夜から気になって、今朝電車の中で読んだが、さすがは五木先生だ。面白かった。

2012/4/23 瀬谷丸募金:
以前にもこの欄で紹介したが、瀬谷医院の川口先生は三陸の漁師さんの船を購入する募金に一生懸命。そして、今朝のFBには古本でも募金できると投稿が。ヨウシ、これなら貧乏マッチでも協力できる。嬉しいではないか。この連休に本の整理もできるし、わくわくする目標ができたってもんだ。

2012/4/24 山アジサイの蕾:
今朝、ごみ出ししようとしてふと玄関先の山アジサイの株を見たら、かわいらしい葉っぱに守られるようにしてたくさんの蕾が。あんなに寒かった冬なのに、こうやって季節は巡ってくるのだ。咲いたときは暗紅調の、どちらかといえば地味な紫陽花だが、とても気に入っている。

2012/4/25 瀬谷区勉強会:
昨日の勉強会は大和市立病院循環器科の久保先生から、病診連携についてのパスを使ったお話。大和市立の循環器科は、非常にがんばっておられるようだ。しかし、締めで田村会長のおっしゃられたように、どの科とも連携できるのでなければ、開業医としては心もとないのだ。心疾患だけを診ているわけではないのだから。

2012/4/26 病理標本:
病変部から生検した材料や切除したポリープから病理標本を作って、それから病理医の診断を仰ぐわけだが、我がクリニックがお願いしているセルリサーチさんはきれいな標本を作ってくださる。染色も濃すぎず薄すぎず、切除面をきれいに出した標本は正確な診断に欠かせない。社長の伊勢さんと言う人は昭和大学藤が丘病院病理部におられた方で、我が師匠佐竹儀治先生が後押しして独立されたと漏れ聞いている。病変が癌でなくリンパ腫らしい時には、すぐさま特殊染色してくださり、迅速で正確な診断が期待できるのだ。本当にいい診療
には、たくさんの方々の手助けが必要だと、あらためて感謝。

2012/4/27 魔性の女:
長嶋先生が、昨日看護師さんにしゃべったことによると、今日から温泉へ行くらしい。ちなみに彼は独身なので、どなたと行こうと誰も咎めはしないのだが、本人によると一人で行くと言うのだ。限りなく怪しい。
”先生、葉月里緒奈みたいのに、騙されないようにね”
とマッチが言うと、
”いっぺんでいいからそういう魔性の女に騙されてみたいものだ”
だと。全く、男と言うものは…。

2012/4/28 注文したり取り消したり:
生協パルシステムでお米やらヨーグルトを注文している。町田小田急の西利のぬか漬けがおいしいが、高いのと、おねいさまが上から目線なので、不愉快。何度かパルシステムからぬか漬けの容器と炒りぬかを注文して、チャレンジしてみた。もちろん昼間は人がいないので、夏など異様に高温になるため冷蔵庫へ。一日一回かき回せばいいのだが、帰宅後夕食をとるとバタんキューのマッチにとっては容易なことではない。これまで、数回表面にピンクのカビをはやかして、そのたびに容器ごと捨てていた。その話を看護師さんにしたら
”あら、それは、表面のカビだけとればいいのよ”
という。それではと今回またまた注文用紙にぬか漬けのもとが出ていたので、しかもかき混ぜないでいいとのことだったので、注文した。でも、よく考えたらやっぱり失敗しそうな気がして今朝出勤前に注文取り消しした。かき混ぜるのは冷蔵庫に入れてある場合、指がひどく冷たくなって、心臓に悪いような気がする。でも、混ぜないでいいとのことで、今も心が揺れている。

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こんな症状にご注意を!(大腸)

●便潜血陽性を指摘された
●便秘
●下痢
●便秘と下痢を繰り返す
●便が残った感じですっきりしない
●おなかの痛み
●血便がでたなど
☆☆早めに受診されてください。
※思い当たる点がありましたら大腸内視鏡検査がおすすめです。

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