院長の独り言2011年11月

2011/11/1 ホトトギス:
FBのお友達清水さまは、いつもきれいな花の写真をアップしてくださる。昨日は花弁の模様が血を吐くまで鳴き続けるといわれる、ホトトギスの腹の斑に似たところから名づけられた渋くて美しい花を見せてくださった。
昨年円覚寺塔頭の庭の隅に咲いていて、ケメちゃんからその名を教わったのだった。

2011/11/2 デパ地下のかき揚げ:
休みの日にごはんを炊いておいて冷凍し、帰りに小田急によっておかずを買うことに。昨日はエビと貝柱のかき揚げと称するものを買った。ヒガシマルのうどんのつゆをお湯でといて、お醤油をちょっと垂らして即席天つゆに。買う時のおばさんの愛想の良さが気になってはいたが、まあ、干しエビと干し貝柱のかき揚げでもこうはなるまいと思うほどの固さ。衣は、天つゆにすぐ溶けてしまう。残りものだからいけなかったのか、チンの仕方が悪かったのか知らんが、もう、あそこでは買うまい。西利の白菜づけはおいしかった。

2011/11/4 山茶花:
夜中にラジオ深夜便で”焚火”を聞いた気がする。2番目の歌詞が”山茶花山茶花咲いた道…”。隣家のお錠さんは、劇団四季のトップ女優さんだが、そこと我が家との境目に山茶花が植えてある(もちろんお隣の植木)が、今年は暖かいせいかまだパッとしない。まだ夏日だなどという地域もあるみたいだ。

2011/11/5 患者さんは教科書:
昨日午後、休診のため初めてKさんからゆっくり話が聞けた。不安定狭心症で心筋梗塞一歩手前だったらしい。これまで2軒の開業医にかかっていたようだ。夏くらいから時々食道の痛みがあったと。それがわずかの時間で消えるとか。先生たちは“気のせいでしょ”と言ったと言う。もし、マッチのところに来ていたらもちろん胃内視鏡検査で食道癌、逆流性食道炎をまず否定しただろう。それでも痛みが続くようなら専門医に依頼してホルター心電図くらいはとったと思うが、落とし穴は非びらん性逆流性食道炎だ。内視鏡所見がなくても痛みが出ることが多く、PPIも効かないことが多いとされている。そういう人に気のせいと言うか、専門医依頼するかが、判断の分かれ道。いずれにせよ患者さんの話をよく聴くことが診断へのアプローチだ。
なんたって、狭心症のうちは心電図変化は出やしないのだから。

2011/11/7 千日紅とは言うけれど:
玉川学園前駅に降りて行く下り坂の道に車道と歩道をなんとなく分けている花壇がある。近くのお家の人たちが、交代で手入れしているらしく、季節ごとの花を欠かすことなく咲かせている。この季節は千日紅が咲く。
今朝、ふと見ると白の千日紅が紅色に混ざって数本。

2011/11/8 衣類の入れ替え:
いつもなら、秋分の日には夏物をしまって、セーターやらコートを引っ張り出す。昨年は猛暑が続いたので、秋分の日より、1週間ほど遅らせた。今年は、11月と言うのに夏物をすっかりしまうのがためらわれるほどに暖か。先週など、セーターを着込んで扇子を使う紳士を電車で見かけた。今朝は、ようやく、冷気が漂い、あわててセーターを引っ張り出した。

2011/11/9 初冬の色どり:
昨日は立冬とのこと。これから冬となるらしい。今朝、学園前駅まで歩いたが、季節ごとにきれいな花を絶やさないお宅の前には、黄色の小菊が岩の間から自然に生えてきたかのようにしつらえてあった。
冬の寂しい景色を彩る黄色の小菊には何か心躍らされる。

2011/11/10 旭ヶ丘東:
7月に芒がすっかり刈り取られ、それでも初秋には穂を出していたススキの野原.今朝、玉ちゃんバスから眺めると、ところどころにセイタカアワダチソウと思しき黄色いオツムの軍団が。以前はあまりの勢いに嫌われものだったようだが、改めてみて見ると、ススキのベージュ色、草の緑、そこへ黄色のオツムがごく自然なバランスを保っている。この外来種ははじめから居たかのように、溶け込んでしまっている。

2011/11/11 今日の夕方:
今日は午後休診。地下鉄東西線葛西駅そばの、師匠が勤務されている病院へ出来上がった原稿を持っていく。提出前にチェックしていただくためだ。この前のは、メールでチェックしていただいたのだが、やはりどう考えても、失礼にあたると思う。ついでに、次回の症例検討会に出す病理も見ていただこう。

2011/11/12 雨の中:
昨日午後は冷たい雨だった。はじめて行く葛西と言う場所。受け付けが、”先生と御約束しているのですか?”と。”まあ、そんなとこです”と曖昧に答えて、外来で待っていた。8つばかりある外来ブースで担当医師が患者さんを呼んでいる。”◎◎さーん、8番へどうぞ”と、懐かしい声が聞こえてきた。師匠がお元気なのは我々弟子にとっては、大変幸せなことと思う。

2011/11/14 思わぬ朗報:
昨日の昼下がり、インターフォンがなった。いつもは誰だか確かめもせず出る癖があって、娘に怒られていた。
昨日は疲れて眠っていたので、なかなか出られず、画像を確認する羽目になった。”Kです”って。ええっ、ほんまかいなと思ったが、もう退院されたそうだ。しかも”明日からまた来ます”って。主治医のお許しが出たとのこと。本当に軽く済んでよかった。リハビリがてらのつもりで、無理しないで来てくださるそうだ。

2011/11/15 今頃ブラッシノキが:
ちょっと前、玉ちゃんバスのまどから、真っ赤に咲いたブラッシノキを見たような気がしていた。いや、あれは初夏のころに咲くはず。そう思って、もう一度よく見る機会を待っていた。今朝、地面がぬれていたので、歩かず、玉ちゃんバスへ(転んで、骨折しちゃったら休業せないかんから)。よおく目を凝らしてみたら、やっぱり咲いているではないか。けれど、もう一軒、確かブラッシノキを植えている御宅があったはずだが、それは探せなかった。

2011/11/16 マニュアル語:
最近は美容院でもお店でも、馬鹿丁寧なマニュアル語を使われることが多く、ちっと耳触りに思うことがある。
昨夕、横浜駅西口で降りて、ホテル●●まで行こうとしたが、生来の方向音痴で迷ってしまった。携帯から、ホテルに電話した。”えっ、今何何信金前?三叉路?T字路?そしたら右へ行って、曲がって3軒目”もしかしたら、客ではなく犯人に間違われたのかもしれないと苦笑しつつ、勉強会の会場へ。

2011/11/17 昨日の番組:
このところ毎日夕飯をかき込んで、お皿を洗ったら、眠る。丑三つ時に目が覚めて、”朝かな、夜中かな”と迷ってから、御風呂に入り、洗濯機を回す。出てから御水など飲むと洗濯が終わってるので、乾燥機へ。
再びベッドへ。そういう生活なので、昨夜の試してガッテンに大恩ある長谷川先生の関係の先生が出ているとは、夢にも知らなかった。今朝起きてFB覗いてびっくり。失礼しました。

2011/11/18 なりたい顔:
朝ごはんの片づけをしていたら、娘が”ほーらほら”と言う。急いでTVを見るとどこかの雑誌の企画で男性のなりたい顔の第一位が福山雅治だと言う。しかも3年連続第一位だそうだ。そんなあ、無理だろ御兄さん方。
一瞬全ての男性がマシャ顔になったのを想像した。それはそれで、気持ちの悪いものだろうなあ。

2011/11/19 寂しい季節:
相鉄線瀬谷駅南口のセブンイレブン前には三叉路があって、そこに三角形の花壇がある。昨日まではそこに日日草、サルビアなどが少しくたびれかかってはいたが咲いていた。今朝通ったら、きれいに片づけられ、隅の方に大きなゴミ袋が二つ。今日からは寂しい季節になるのんかなあ。せめてクロッカスでも植えてくれないかしらんと。自分は何もしない癖に勝手な欲望だけが膨らむ。

2011/11/21 朝の悶着:
駅まではひと山越える。上り坂を息を切らしながら登りつめた時、白いセダンがすすっと登って行った。しかしてっぺんにもう一台の白い車が止まっている。住宅街の中の狭い道だ。どうするのかなと見ていると、セダンからミュールばきの女が出てきて、止まってる車の窓を開けさせて怒鳴る。止まってる方は、初老と思しき女。
どうやら運転はうまくないようだ。何か言われてあわててハンドルを切った模様で、ミュールばきの女の御御足を、バンパーがかすったようだ。ミュールばきは鬼のような形相になって、怒鳴り散らした。のぼりが優先なんだからね、あんた警察に言うからねって。こわいこわい。警視庁もそれほど暇ではないと思うが、それよりも立派な御御足を持ってるんだから、二人とも歩きなよ。

2011/11/22 これが手動なら:
明け方冷え込むとのことだったので、夜中のお風呂上りに石油ストーブの予約ボタンを。あ、スイッチがつかない。灯油切れだ。今頃!と思うが仕方がない。昨年買ったお気に入りの電池式ポンプを差し込んで、てっぺんのボタンを押す。しかし、微動だにしない。一滴の灯油も吸いあがる気配がない。ひょっとして電池切れ?
単一の電池の買い置きがあったはずだが、こういう時に限ってないのだ。そうだ、懐中電灯から抜けばいい。
けれど、それすらもどこにあるんだか。あちこち電気をつけ探してようやく見つけた懐中電灯で、どうにか灯油を入れることはできたが、そのころには折角暖まった体も冷えきって、手も灯油くさくなってしまった。

2011/11/24 床が抜けるがな:
FBの知人、鍼灸院の小橋正枝先生がHPで、老人向けの健康体操として、ぴょんぴょん体操がいいと書かれてあった。早い話が、その場跳びだ。これが、マッチにはあってるようで、なかなかいろんなものが長続きしなかったが、これは続けられそう。朝食と夕食の直前にやる。娘が”ちょっとちょっと埃が舞うがな”と言うが、これは無視。しかし昨日、みそを溶いていた娘が”ちょっとお、ここから見てみな、床が凹みよる、床抜けるでえ”と。マッチは反抗して”そこからは自分では見えへんわ。あんたやって歩くやろが”。”あのなあ、普通に歩くんとは、荷重のかかり方が違うやん。床が抜けたらどないするん”と叱られた。仕方ないから飛んでも音のしない所を探して続けることにした。それだけ荷重がかかると言うことは骨にもええことやわ。

2011/11/25 儲ける女:
今朝の食卓で、マッチ”ちょっとちょっと、また出とるで”。娘『あたしも、今そう言おう思とっやんや、ベンザやろ、わけのわからんジュースやろ、立て続けに出とるわ』。”よう儲けるなあ、あのなあ、隣に座らせてドライブしたい女性の第一位やて、顎は長いし、めちゃくちゃ別嬪ちゅうわけでもないのになあ”『ホンでもな、優しそうやし好かれとるんやろ。まさか沢尻エリカ乗せてゆうたら、普通二の足踏むやろ』。あとは大笑い。

2011/11/26 バッシング:
マッチの手術直前まで行った激しい腰痛を、メールカウンセリングだけで解放してくださったTMS Japanの長谷川淳史先生が、こともあろうにFBから誰かのいたずらでバッシングを受けているとか。先生は私利私欲なく、みんなの利益になる正論を常に主張しておられるが、だからこそのバッシングだと思う。時代と並行して歩む者には危険はないが、時代を一歩、いや半歩でも先取りするものには常に危険が付きまとう。これは歴史が証明していることでもある。

2011/11/28 海鳴り:
久しぶりで藤沢周平の文庫本を買った。『海鳴り』。最近読んでいた若手の作家の小説にはない、ぐいぐいと引き込まれるような魅力のある世話物だった。あとがきを読むと、やはりこの作家の直木賞直前の脂の乗りきった時期のものらしい。ラジオ深夜便で松平アナが、何回にも分けて朗読していたものだが、眠ってしまって聞き取れないことがあり、買うことにした。不義密通の話なのに、後味が悪くないのも作家の力量のせいだろうか。

2011/11/29 三色菫:
瀬谷駅南口セブンイレブン前の▽花壇はこの前通った時には夏の花が全部抜きとられていた。今朝見たら中央に大きな葉ボタン3株と、花壇の▽の底辺に当たる半分に三色菫が植えられていた。あ、今は三色菫などという古風な名前では呼ばないわ。パンジーパンジー。残りの土地には何が植えられるのか楽しみだ。

2011/11/30 壊れた電卓:
昨年まで灯油を買っていたお店が、何度電話しても通じないところをみると、つぶれたかもしれない。毎年お正月は10日からようやく配達していたお店だった。新たにネット検索して電話したお店は、夜配達してくれた。灯油一缶が1684円だそうで、おっさんが電卓を出して来て、うーんと言っていたので×2でいいんだわといったら、そうしてくれたが何と6736円だと。いくらぼんやりのマッチでもおかしいと思い、紙と鉛筆を持って来て、算用。3768円ではないか。それでもおっさんはおつりを負けてくれた。それに、日曜日も配達があるそうだ。いいお店が見つかってホッとした。

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こんな症状にご注意を!( 食道、胃、十二 指腸)

●胸焼け
●みぞおちの痛み
●胃の痛み
●ムカムカする
●便が黒い
●ピロリ菌が心配
☆☆このような症状があれば、早めに受診されてください。
※思い当たることがありましたら胃内視鏡検査をおすすめいたします。

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