院長の独り言2014年2月
2014/2/1 世間は狭い:
朝のバス停で児童公園前から乗る人たちとは、挨拶だけでなく話することも多い。その中で
土曜日には、ある病院の検査技師さんとお話しする。
”あのう、石田先生って知ってますか?”
”え、旭中央の?”
”そうです、僕以前旭中央にいたんです”
って。
”石田先生は知ってるどころじゃないわよ、ものすごくお世話になってるんだもん”
と、ひとしきり。いやはや世の中は狭いものだとつくづく思う。さて、今朝からレセプト。受付さんが昨日残って作ってくれた書類が、机の上に積んである。
2014/2/3 言葉の春:
今日は節分、明日は立春となにやら気分が浮き立つような言葉の春。けれど実際はまだ寒い日が。それでも、節分というのはうれしいものだ。今日もレセプト。
2014/2/4 小島先生の初日:
大倉山こじまクリニックでは、昨日が初日。激戦区なのに、結構患者さんが来られた模様。先生は電子カルテと格闘したとか。もう。内視鏡検査の予約も入ったらしい。よかった、先生。
2014/2/5 転ばぬ先の:
予報では今朝の首都圏は路面凍結要注意。6時26分のバスで出勤するマッチは、ちょっと心配。実際家を出るとき、門扉は凍り付いてびくともしなかった。をいをい、バスが来るぞ。とはいえ、お湯の入ったやかんを持ってきてくれる人間は家にはいない。力任せにエイッと、捩じって門扉を開ける。この調子では杖を持ったほうがいいと考えて、引き返し、昔激しい腰痛持ちだったころの杖を出して持ってきた。幸い路面は乾いていて杖は持って歩くことに。横浜で最も寒いと悪口を言われる瀬谷でさえ、凍ってなかった。転ばぬ先の何やらは、無用の長物とはなった。
2014/2/6 決闘の辻:
藤沢周平作品は、そのほとんどを読んでしまったのだが、先週小田急の書店で平積みされていた新装版、決闘の辻を購入。読んでみると、確か昔読んだような短編集だが、それでも新鮮な感じで読めるのは、筆者の魂がこもっているせいなのだろうか。
2014/2/7 院長がトイレのドアを開けるから…:
処置室のトイレは誰も入ってないことが多く、検査前にちょっと用を足すのに使っている。以前男の患者さんがお小水の検査しているときに、いきなり開けてしまったマッチ。それが2回あった。看護師さんは、
”そこのトイレでお小水の検査するときは、鍵をかけてくださいね。院長がいきなり開けちゃぅから”
と、言うようにしているそうだ。で、昨日の午後、看護師のNさんが入っていたにもかかわらずいきなり開けようとしてしまった。ま、そこは女性であるからして鍵がかかっている。
”院長、電気がついてるか確かめてさ、それからノックして、それで開けるんだよ”
って。そこまで言わせるには何を隠そう、ちょっと時間をおいてもう一度いきなり開けようとしてしまったのだった。
2014/2/8 乗りなれない乗客:
今朝から関東は雪。土曜なのに、バスを待つ客が並ぶ。駅までにいくつかの停留所があるが、どこでも見慣れない客が乗ってくる。中には先払いとも知らずに小銭を用意してなかったり、パスモの残高が少なくて運転手さんに小銭を払わされ、しかも雪道の重装備のためになかなか小銭も出せないでいる客客。おかげで成瀬についた時にはいつもの電車に乗り遅れた。が、なぜか横浜線はがら空きだった。不要の外出を控えるようにとの宣伝が行き届いたのか。
2014/2/10 大雪:
土曜の雪はひどかった。さすがに午前の外来が少なかったので、午後の予定の大腸患者さんをどんどん午前に回してさばいたが、それでもなかなか腸がきれいにならない人がいて、結局午後にも、検査が残った。検査後なるべく早く職員を帰したが、さてうまく家路につけたかが心配。事務長と二人で吹雪の中を帰ったが、大和で小田急がポイント故障とやらでいつ出発できるやらわからないという。どうかなと思っていったん電車を降りタクシー乗り場に行ってみたら、吹きさらしの中を延々行列が。こんなところでいつまでいてもしようがないので、電車に戻る。ようやく動き出し、何とか町田まで、たどり着いたものの、そこでもタクシー待ちの行列が。ただ、町田駅には屋根がついてるので大和よりはましだった。娘の帰路を心配してメール打ったが、ちゃっかり家に帰ってきて、部屋を暖めてくれていた。
2014/2/12 横浜そごうの腰痛セミナー:
マッチの独り言を読んでくださってる方で、たぶん腰痛でお悩みの方だと思うが、この前来られてこの欄によく出てくる長谷川先生の治療を受けたいので、ホームページを見たのですが、いろいろあって、どれを受けたらいいかわからないと質問があった。とりあえず瀬谷の人だし、今現在歩行に不自由はないようなので、横浜そごうで開催されるセミナーがいいんじゃないかってお答えした。こんな欄でも読んでくださる方があって、その痛みから早く解放されるとすればこんな嬉しいことはない。
2014/2/13 外れてほしいな:
今週末は、また雪だって?この天気予報は外れてほしい。予報官の悪口は言わないから。先週でもうこりごり。検査の予約患者さんもいらっしゃることだし、おいでになる患者さんも気が気じゃないことだろう。
2014/2/14 週に二回も大雪:
もうもう、いやだ事。先週土曜は大雪でえらい目にあったばかり。1週間もしないうちに今朝からまた白いものが。セブンイレブンのぉネイちゃんが笑いながら
”今日はこの前よりたくさん降るそうですよ”
って。ちょっと、困るわよ。雪用のものすごく大げさなヤッケみたいのは着てきたが、足元がいまいち。帰りに隣のイシケンスポーツでも寄ってみるか。
2014/2/15 とりあえず診療開始:
家は東玉川学園。もう、バスも走らないし、もちろんタクシーも。で、事務長は雪国の生まれだから、山坂を超えて玉川学園まで行こうという。ありえなーーーい、と思ったけど他に手段がなかった。で、しぶしぶ深い雪道をついて歩く。後ろからすらっとした女性が
”がに股で歩くと滑るよ”
と余計なお節介を言いながら、通り過ぎて後ろを振り向いた。どこのおばはんやろと思ったらわが娘だった。いやだ、年取ったものだ。その後、100段もある、手すりのない急な階段を行くとぞ事務長が。3人でどうにか上まで。そこからの下りがえらいことになると思ったがさほどでもなかった。何度かクリニックに電話したらありがたいことにもう受付さんは来てくれていて、とりあえずシャッターを開けて患者さんを中へ入れるよう指示した。癌研からの富田先生も私たちよりも早く来てくれていた。なんともありがたいことではある。久しぶりに表のドアーから入って
”遅れまして…”
と患者さんに御挨拶。さあて、診療開始だぞ。
2014/2/17 セブンイレブンの棚:
毎朝、昼食を買いに寄る瀬谷のセブンイレブン。さてどうかなと思ったが、やっぱり棚にはほとんど食品が残ってなかった。一緒に入ったおばさんと笑ってしまったが、彼女は一つ残ってたおにぎりを買った。マッチは仕方ないのでカップ麺を購入。ま、あるだけましじゃわい。
2014/2/18 たまちゃんバス:
夕飯を作りに来てくださるKさんは、マッチよりもだいぶ若いが、冠状動脈にステントが入っている。いつもは、南林間から小田急線で玉川学園前で降り、玉ちゃんバスで拙宅まで来てくださる。この雪で、2,3日休んでいただいたのだが、まだ玉ちゃんバスは復旧しない。で、昨日はおととい私たちが超えた山を駅のほうから上って降りてきてくださった。何とも申し訳ない話だ。たまちゃんバスは駅から、うちのほうへ来てくれる東ルートってやつだけが何かあったら一番に止まるし復旧も遅れる。
2014/2/19 大倉山こじまクリニック:
小島先生が開院されて2週間が過ぎたが、その間に大雪が2回もあった。おかげで患者さんの来院が、少なかったらしい。けれども、嫌がる患者さんを内視鏡検査したら大きな潰瘍が見つかったらしい。受けた人も、内視鏡がかくも楽ちんなものとは思っていなかったに違いない。さあ、これからが口コミ勝負だ。しばらくは辛いけど頑張ってね、先生。
2014/2/20 な、中に明かりが…:
クリニックには、交通渋滞とかよほどのアクシデントがない限りマッチが一番に到着してセコムを開ける。今朝は鍵を開けようとしたところ、中に明かりがついてるではないか。いつも一番最後に帰るのは事務長なので、ついにあのおっさん呆けたかと一瞬不安がよぎった。鍵を開けると、常勤新人ナースのNさんが。パートさんが来るのは9時だからそれまでにいろんな検査の準備など多忙。今朝初めて一人での仕事開始だったようだ。で、何とマッチより早く来て明かりをつけ、はや仕事にとりかかっているではないか。感動もの。今日は何とか及ばずながらマッチもお手伝いしようと。
2014/2/21 地元の強み:
最近FBで、お友達になっていただいたSさんは瀬谷にお住まい。大雪で帰り道に難渋したマッチの投稿に、相鉄線は県内で一番止まりにくい電車であること、止まった場合駅そばのマルエツというスーパーの前から出ているバスで鶴間行のがあること、さらにそこからは町田行のバスまで出ていることを教えてくださった。さすがは地元だ。この次に備えて心にインプットさせてもらった。
2014/2/22 わが師匠:
大腸がん取扱い規約の編集委員もされてらっしゃる、わが師匠、佐竹先生は、9歳年上。先週の土曜の大雪では、遅刻はしたが、三ツ境病院までたどり着いて、大腸検査、ポリープ切除などなどなさったとのこと。今葛西脳神経外科、田坂記念クリニック、昭和大学藤が丘病院、三ツ境病院と引く手あまたで、超ご多忙。その先生が、雪の中どうやって青葉台から三ツ境までたどり着かれたのか、考えるだけでもすごいと思う。そういう人を師匠に持ったからには、歳だからなどとへこたれてはいられない。わがクリニックも先生の後をついていくのだ。
2014/2/24 mixiのお友達:
ホームページの更新とFBへの貼り付けとを毎日の日課にしているが、以前はmixiにも投稿していた。そのころのお友達から、誕生日のお祝いメッセージが届いていた。で、ご無沙汰してるのでお礼のメールを試みたのだが、パスワードがわからない。それとメルアドも自宅のとクリニックのと、どっちを使っていたかも定かでない。で、結局あきらめてしまった。折角メールくださったのにと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。パスワードも心当たりを数種類試したけれど、ダメだった。ごめんなさい。
2014/2/25 在原業平:
昨日の初診で、女性かなと思われるお名前の男性。あれ、っと思ってお聞きするとやはりそうだ。百人一首の在原業平の句の初めのところをとったものらしい。あれ、楠正成のお城の名前も確かこうですよねとお聞きしたら、そうだという。お父様がこだわってお付けになられたお名前らしい。母が、存命であれば、喜んで”落下の雪に踏み迷う、片野の春の桜狩、紅葉の錦着て帰る…”と得意の太平記を口ずさんだことだろう。
2014/2/26 薬局のかーさん:
娘は薬科を卒業して病院勤め。最初に勤めた病院にずっと勤続している。その間には、外からは計り知れないような事件が起きたり、病院薬剤師という一見楽そうに見える仕事が、結構きつい仕事でしょっちゅうやめていく人が絶えなかった。その中を曲がりなりにも勤続できたのは一重に薬局のかーさんのおかげ。かーさんはマッチと同い年。とっくに定年を迎えていらっしゃるが、パートで勤務されていらした。昨晩、かーさんに花束を贈呈した写真を持ち帰った娘。ほら、Tさんだよ。薬局のかーさん、ありがとうございます。あまりにも薬剤師の数が不足して、毎夜遅くなり眠れなかった日も多かった。決して丈夫でもない娘の母親代わりをしてくださったのだ。これから先まだパートで勤務なさるのかどうかは、病院首脳部の考えだからどうしようもないが、ここで区切りとして感謝の言葉をささげます。
2014/2/27 花競べ:
今朝から電車の中で読み始めた”花競べ”直木賞作家、朝井まかてという人のデビュー作。江戸の花つくり職人夫婦のお話のようで、読んでいて全く肩がこらない。娯楽にはもってこいだ。
2014/2/28 か、漢字が書けない:
昨日はピロリ菌除菌薬内服直後に全身蕁麻疹が出現した患者さんについて副作用報告とのことで、武田薬品さんから書類作成を依頼されていて、締め切り日だった。あらかたは書いておいたが、どう書けばいいのか不明のところもあって、MRさんに書き方を尋ねながら書き始めた。ところが、何といぅことだ。当然かけるはずの漢字が書けない。何かこういう形だくらいしかわからないのだ。小中学校で、昔は漢字の書き取りテストというのがあって、いつも満点をとっていたのに…。ぎょっとするマッチに武田の美人MRさんは、PCばかり使いますからね、読めても書けないことって多いですよねって、慰めなのか、真実なのか?
こんな症状にご注意を!(大腸)
●便潜血陽性を指摘された
●便秘
●下痢
●便秘と下痢を繰り返す
●便が残った感じですっきりしない
●おなかの痛み
●血便がでたなど
☆☆早めに受診されてください。
※思い当たる点がありましたら大腸内視鏡検査がおすすめです。