特大ポリープ切除:
昨日は大腸検査が1件少なかった。らくちんに終わると高をくくっていたが、そうは烏賊の何やらで、30~40ミリの有茎性ポリープ。茎も太かった。腸自体がほかの人より長くて入れるのにも苦労した。で、ポリープ。最初留置スネアも考えたが、とても入りきらなさそうなので、根元にクリップかけて、30ミリの大きなスネアをかけていく。スタッフもうまくなったもんだ、どうにか入った。で、凝固、凝固、凝固。切開。クリップは後ろからと前からとのダブルで用意していたが、噴出する出血がなかったので病変の回収を先にした。病変の回収にも手間取った。大きすぎて肛門近くまでは何とか持ってこれたが、肛門を通らない。指を入れて何とかしようとしても無理。結局京子ちゃん(うちではねじりの入った回収用のバスケットをこう呼んでいる)の出番に。いきんでもらって、お産じゃないか、まるで。めでたしめでたし。
予防的止血クリップがこれまた大変。でも何とかなった、みんなの力だ。いいスタッフたちだ。それで、力尽き果てていた割には、次の症例は簡単すぎて物足りないような。人間の力って不思議だねえ。
こんな症状にご注意を!(大腸)
●便潜血陽性を指摘された
●便秘
●下痢
●便秘と下痢を繰り返す
●便が残った感じですっきりしない
●おなかの痛み
●血便がでたなど
☆☆早めに受診されてください。
※思い当たる点がありましたら大腸内視鏡検査がおすすめです。