院長の独り言2010年10月

2010/10/2 おもさげながんす:
浅田次郎の“終わらざる夏”を買った。盛岡の方言らしいが、”おもさげながんす”という挨拶がしきりに出てくる。昨日、髪のカットに行ったが、そこの美容師さんが盛岡の南部鉄瓶屋さんの息子さんだと聞いていたので、尋ねてみた。”御申し訳ないことでございます”という意味だそうだ。今は若い人は使わないけど幼いころ耳にした言葉だそうだ。歳とったら使うかもしれませんとのことだった。

2010/10/4 タジン鍋:
生協で、初夏の頃に安売りしていた流行のタジン鍋。三角帽子みたいな蓋がついてる奴。
あまりの暑さにしまい込んでいたが、昨日は引っ張りだしてみた。もやしをしいて安物の豚バラ肉を並べて火にかけること約10分。本格的鍋の季節にはほど遠いが、これなら楽しめる。ゴマだれでも生醤油でも。
この季節の手軽な一品。

2010/10/5 鬱の時代:
テレビのニュースでは、不況、殺人、児童虐待、悪徳政治家の話題。こんなものばかり見せられては、心が凍ってしまう。いま鬱の時代だ。
ことに哀しいのが児童虐待。再来週の“ホッコ会”に、その専門家が来るので、話を聞いて
見ようと思う。聞いたところでどうなるものでもないとは思うが。

2010/10/6 曼珠沙華:
春頃玉川学園駅まで歩いていたとき、あるお家は、石垣に沿って、雑草しか生えてないのに、幅10㎝ほど朝顔の支柱みたいなもので、囲いを作っていた。何度か通る度に不審に思っていたが、昨日久しぶりにそのお家を通ったら、ドキッとするほど真っ赤な曼珠沙華が咲いていた。これが囲いの訳だったのだ。
駅近くには白いのとみかん色とでも言ったらいいのか、珍しいのを咲かせているお家があった。
今年は猛暑のせいで花期が遅れているそうな。

2010/10/7 不思議な情景:
帰りの電車は大和から町田まで、まず座れることはない。小田急線は七人掛けだが、昨日、前の座席は、一人が居眠り、二人はおしゃべりに夢中。後の四人が携帯でメールだかゲームに熱中。
ドア際で立ってた女性も必死でゲームしていた。かくいうマッチも吊革につかまりながら娘にメールした。
みんなが手中の小さな機械に没頭しているのだ。
すぐ近くで何か事件があっても知らん顔というのは、なるほどとうなずける。

2010/10/9 丸亀:
今日は、クリニックが終わったら、丸亀へ行く。両親の法事のため。叔父が仕切ってくれるので、新幹線に乗っていけばいい。今晩、明日と四国なので、万が一の出血のとき困るから、今週はポリペクトミーを実施しなかった。雨は午後から強くなるらしい。傘とコートだけ余分だ。

2010/10/12 従兄弟、従姉妹たち:
丸亀で、いとこたちと久しぶりに会えた。全員元気なのが、何より。安城、広島、松山、高松、綾歌,丸亀市内とみんなわざわざお休みを潰して来てくれたのだから、父母も喜んでいると思う。
一番遠くは磐城からの従弟、新横浜まで一緒に帰ってきた。そこから先がまだ遠いのだから、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

2010/10/13 娘のぎっくり腰:
月曜日、初めて起こしたぎっくり腰で、伝い歩きもままならなかった。火曜日一日欠勤したが、今朝はすっかり元気で、出勤した。マッチ自身は昔から腰痛で仕事を続けられないほど苦労した。
早く良くしてやろうとの親心から、娘に読ませた参考文献は、サーノ博士の『心はなぜ腰痛を選ぶのか』、ニュージーランド事故補償公団『急性腰痛と危険因子ガイド』長谷川淳史訳、『腰痛ガイドブック』長谷川淳史著。

2010/10/14 救出劇と核実験と:
チリでの、地下700メートルからの救出劇は世界中のメデイアが喜びの画像を提供した。『技術の進歩とは素晴らしいものだ』とだれもが喜んだにちがいない。同じ日のニュースで米国の臨界前核実験が報じられた。人間は、矛盾に満ちた存在と考えるしかないのだろうか。

2010/10/16 題が決まらない:
横浜市医師会が発行している定期刊行物に何か書くように依頼があった。新入会員の義務なのだろうからお引き受けした。特に書くものがないので、最近購入した本の読後感を書くことにした。それが上巻はよかったのだが、下巻になると途端に面白くない。それでも書かなければならないので、辛抱して、どうにか読み通して、書くには書いた。しかし、最近心が乾いてしまったのか題が決まらない。

2010/10/18 ほっこ会:
昨日は、渋谷でホッコ会があった。参加する予定だったが、いろんな事情で、無理だった。
残念だし、メンバーにも迷惑をかけてしまった。
午後は、五木寛之著“不安の力”を引っ張り出して読んで過ごした。

2010/10/19 小田原の鯵のフライ:
ケメちゃんからメール。旦那さまと小田原まで鯵のフライを食べに行ったそうだ。
ものすごく新鮮で、おいしくって、そのかわりこんでいて2時間も待ったそうだ。
その間、ケメチャンご夫妻はしりとりをしていたそうな。お二人の仲の良さがしのばれる。
マッチのうちだったら、すぐ喧嘩になるだろう。しりとりどころではない[笑]。

2010/10/20 睡眠薬?:
この間書店で宮尾登美子の文庫本になっている平家物語の青龍の巻を買った。この作家らしく男女の愛憎劇を軸に権力闘争が展開していく。男性読者にはつまらないだろうが、女性読者にとってはそのしつこさも時には面白い。睡眠薬代わりと思って読み始めたのだが、どうやら逆効果のようだ。

2010/10/21 濃い紫のかわいいお花:
玉学までの道のりに濃い紫の小さなお花が咲いている。何かなと思うけど、わからない。
携帯で写真撮って、お花博士のケメちゃんにメールした。サルビア・グアラニチカというものらしい。
この間からの気になってたことが一つ解消した。

2010/10/23 本を探す、その1(ちょっと前のこと):
書店へは買い物のたびに足が向く。気に入った本を探すのは楽しくもあるが、獲物がないとがっかりする。
宮城谷昌光の書棚に占める場所が広いので、何度か手に取ってみたが、苦手な中国史を扱ったものが多く買ったことがなかった。しかし、徳川家康のお祖父さんあたりの話が書かれている“風は山河より“なら、読めるだろうと思って文庫本で全5巻買った。最初は面白かったが
そのうちに登場人物が家督を継ぐたびに名前が変わり(それが本当のことだとは思うが)、ついていけなくなって、第2巻で、あきらめてしまった。

2010/10/25 本を探す、その2:
同じ宮城谷昌光の“太公望”を買ってみた。中国史は全然わからないくせに買ってみた。
最初のころ面白く読んだが、主人公があまりにも立派過ぎて面白くなくなってしまった。
上巻を7割くらい読んだところで、やめてしまった。この作家のものは自分には向かないと思う。

2010/10/26 本を探す、その3:
2回失敗したにもかかわらず、同じ作家の作品“子産”を買ってしまった。直木賞だったか吉川英治賞だったかの選評で五木寛之先生がべたほめしていたから。アマゾンでも多くの読者がほめていた。
しかし、最初からあまりにも多くの登場人物が出てきて、頭が混乱してしまい、枕元に放り投げてしまった。
世の大方の読書人は、こんなにややこしい作品にページをめくるのももどかしいほど没頭できるらしい。
司馬遼太郎なら、何も知らなくても、面白く読めたのに。このごろ自分の頭がぼけたのかしらんと落ち込む。

2010/10/27 鎌倉へ:
金曜日は副院長にクリニックを頼んで、お休みだし、
日曜日と違って、患者さまからの緊急連絡の携帯も持たなくていい日。
春には、ケメちゃんと町田の薬師池公園へ行ったが、青大将が出てびっくりした。秋には鎌倉に行こうねと約束していたが、お互いにいろいろ予定があって、実現できるのが明後日。けど、寒そうで雨模様のようだ。
少々のお天気なら行くぞと、マッチは一人息巻いている。

2010/10/28 暖色系の花たち:
寒い。小雨模様で路面がぬれてるので、勾配の緩い回り道で玉川学園まで。公園に黄色からオレンジ色がかったコスモスらしい花の群生。道路の花壇にはマリーゴールドが。残暑厳しかったころには、うっとうしく感じられた、暖色系の花たちが、心を温めてくれる。

2010/10/30 鎌倉散策、その1:
一昨日の午後から冷たい雨、今朝は台風の雨と、荒れ模様だが、幸い昨日一日はあまり寒くもなく曇り空で、ケメちゃんとのかねての約束の鎌倉散策。町田駅のロマンスカー切符売り場で待ち合わせ、快速特急で藤沢へ。江ノ電に乗る。江ノ電は初めて乗るような気がする。昔、横浜洋光台に住んでた頃、家族みんなで乗ったのかもしれないが、小さな子供二人連れで、旦那の後をついて行ったのでどこをどう通ったのか、さっぱりわからない。後日老いた母との二人連れのときは大船が近かったのでやっぱり江ノ電には乗らなかった。

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こんな症状にご注意を!( 食道、胃、十二 指腸)

●胸焼け
●みぞおちの痛み
●胃の痛み
●ムカムカする
●便が黒い
●ピロリ菌が心配
☆☆このような症状があれば、早めに受診されてください。
※思い当たることがありましたら胃内視鏡検査をおすすめいたします。

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