院長の独り言2011年12月

2011/12/1 診断を診断する:
静岡で開業されていらっしゃるカイロプラクターの岩崎先生が、どこかから”名前でイケメン度を測る”などと言う、インチキくさいサイトをFBに出されてて、御自分が日本で24番目のイケメンだと言う。奥方にそれを見せるなどと、ほくそ笑んでおられた。へえーと思って早速そのサイトを開き”福山雅治”と入れてみた。このアーチストは、本名だからだ。そしたら”あなたは日本で14番目のイケメンです”だって。一番でないところは釈然としないが、それでもあながちインチキではないかもしれない。岩崎先生おめでとうございます。

2011/12/2 読書家の運転手さん:
昨日、横浜で医師会の集まりがあり、個人タクシーに来てもらった。運転手さんは冬山に登るのだそうだが、登山など無縁のマッチは、話の接ぎ穂に困り、新田次郎の話を出した。彼は、新田次郎もたくさん読んでるみたいで、その息子で“国家の品格”の著者にまで話が弾んだ。とはいえ、マッチはそれは読んでない。ひょんなことから、塩野七生に話が移ったのを幸い”おとな二人の午後”をきっかけに五木寛之へと話を引きずり込んだ。五木先生はいいよねえと気分の良くなったところで目的地へ到着。

2011/12/3 多すぎるゾロ品:
先日アリセプトのジェネリックが100種類以上認可されたとのニュースが。確かにゾロ品は多少安価だし、それを出すと、調剤薬局はもうかる仕組みになっているらしい。されど、困っているのはわがクリニックだけではないと思う。当院では内視鏡検査時に、ちょっとでも疑わしい病変があれば、組織検査するわけだが、その時にどういう薬を飲んでいるか、必ず全部チェックする。でないと思わぬ事故につながるからだ。患者さんによっては、多種類の薬を服用しておられ、それがそれぞれジェネリックだったりすると、お薬手帳から、どういう薬剤かを、調べるだけでも大変な時間を食う。その時間を患者さんのお話を聞く時間に充てられたらいいなと思うことが、しょっちゅうだ。ジェネリックが100種類以上なんて、いったい厚生省は何を考えているのだろうか。

2011/12/5 ぴったりのお歳暮:
土曜日は、レセプトチェックのため居残りした。月曜日に残したくなかった。もう、PCを見るのもうんざりだ。
土曜はいつも帰りにおかずと日曜日のための生鮮食品を買うのだが、気力が残っておらず、サラダだけに。簡単な夕飯をすませた後、知り合いから”きりたんぽ鍋”セットが、送られてきた。四国の生まれだからテレビでしか知らないが、何もないところへいただいたので、嬉しかった。日曜日はじめていただくお米のちくわみたいな、鍋のセットは、とてもおいしかった。

2011/12/6 秀子ちゃん:
香川県に住んでいる従妹の秀子ちゃんから葉書が届いた。母の弟の長女。マッチの祖母は胎盤早期剥離で、お産で亡くなった。母がその後弟妹の母親代わりだったようで、特に一番下の弟は丸亀が空襲された時も一緒に抱き合うようにして逃げたと言う。その弟は“姉さん、わしもうええわ、にげるの嫌や”と母を困らせたこともあったとか。従妹は父方の祖母と言うものを知らないので、マッチの母をおばあさんと葉書の中でも呼んでくれる。秀子ちゃんがこの欄を読んでくれているらしいので、またまた書く元気が湧いてきた。

2011/12/7 連ちゃんの症例検討会:
今夕は田坂記念クリニックで、明日夜は横浜コロンクラブで連ちゃんの大腸症例検討会。明日のは自分とこが、どうしても症例を出さなくてはならないので、今日中にスライドを作る。今日は新年から来てくれることになっている看護師さんが、有給休暇を利用してクリニックに来てくれる。楽しみだ。

2011/12/8 今日のお天気:
今夕は、横浜西部コロンクラブを開催する。場所はみなとみらいの横浜コミュニケーションオフィス。気がかりなのは、夕方から雨らしいということ。しかも気温がぐっと下がるそうな。でも、こればかりは、人間の知恵の及ぶところではなく、ま、何とかなるだろう。

2011/12/9 横浜西部コロンクラブ:
昨日の夜は、大腸症例検討会。冷たい雨の中を、先生方がおいでくださり、会場も落ち着いた雰囲気だった。
師匠の佐竹先生も、連ちゃんにもかかわらず遠方からおいでくださり、症例ごとにコメントをいただいた。マッチの症例は、いささか準備不足で恥をかいたが、それでも大変勉強になった。さて、次は新年の瀬谷区勉強会。こちらは、症例など出さなくて、出席するだけでいいので楽チンだ。

2011/12/10 PCが使えない:
二階にあるサーバーコンピューターのスイッチは昨日切らずに帰った。今朝はスイッチが入っているのを確認して、診察室のPCを立ち上げようとしたが、信号が入力されていませんって。これは事務長が来るまで何の仕事もできないので、もう少し待とう。第2診察室のは立ち上がった。昨日、二つの画面を並べていて、目が疲れるので、二つの画面を同じ高さにしようとメインの方に、雑誌を敷きこんだのがいけなかったのだろうか。

2011/12/12 こちらが冷や汗:
日曜の朝はいつもより1時間遅く朝食。NHKの糸井重里さんの食べ物専科のようなのを見る。その直後のニュースの時間。女子アナが”福島の…一万八千三千人”と言ったので、一瞬わが耳を疑った。まさかとは思ったが、隣の男性アナが、”あっ”と言って、その後”一万八千三百人と訂正させたので、聞き間違いではなかったのだ。こういうのはミスと言うのかどうか知らないが、NHKの女子アナと言えば、日本を代表するインテリ女性ではないか。こちらが冷や汗をかくようなミスはしてほしくないと思った。

2011/12/13 本箱が来る:
診察室のベッドの頭もとにはエコーを置いてあった。機械が結構大きくて、何かと邪魔になっていた。この間思い切って第2診察室へ移した。そこのあいた所へ今日は本箱が届く。ちょっと調べたり、勉強したりする書類や本を置く場所がなかったので、とても嬉しい。事務長はそんなのが来てもどうせすぐごちゃごちゃになるんだからと嫌味を言う。確かにそう言われれば返す言葉はないが、みちょれ、そうならないようにするから。

2011/12/14 電車の中で:
先週の通勤電車の中、トイ面に座った中年女性が読んでいた文庫本。ラディッシュの絵が表装されてて、いかのもかわいらしかった。目を凝らしてタイトルだけでもと盗み見たら“私の献立日記”。ほう、読むだけでもおいしいかも。メールでクリニックへタイトルを送り、その後、アマゾンで調べたら、沢村貞子のエッセー。ところがこのエッセーだけは中古しかなかった。”私の浅草””私の台所”など、数点を注文した。中古本が嫌なわけではないのだが、以前水上勉の”フライパンの歌”を中古で買ったときに、消毒薬の匂いのきつさに辟易したのだ。早速”私の台所”から読み始めたが、期待を裏切らなかった。

2011/12/15 選べるギフト:
引き出物や何かでは、選べるギフトが流行っている。今回ちょっとした知り合いからいただいたものは、グルメと家庭用品など、2冊になっていて、どちらでもいいらしい。娘はパッと食べてしまうすき焼き肉なんかにしようよと言ったが、我が家は目下のところ、お椀がかけていて、急務だ。お椀のセットもあったが、重ねられなさそうなので、それはやめて、大分前に買って痛みが来始めている水炊きなべにした。象印だし間違いなさそうと、娘も納得。直火炊きもできるらしい。”でも、必ず前の捨ててよ”と釘を刺された。

2011/12/16 ネットで来院:
当院の患者さまは、瀬谷区にお住まいの方か、一度来られた方からの口コミ、あるいは近くの先生方からの御紹介の方がほとんど。あるいは職場がこの近くだったり。昨日、全く該当しない方が胃痛を訴えてご来院された。帰りに、どうしてここがわかりましたか?とお聞きすると、ネットで検索しましたと。どひゃどひゃ、こうやって、毎日ホームページの更新をしてるのも、あながち無駄ではなかったと嬉しくなった。早く元気になあれ。

2011/12/17 ちり紙王子:
土曜はおなじみの人と玉ちゃんバスで。娘さんが宝石デザイナーの仕事をされていらして、全国飛びまわるので、成城学園の御自宅から、泊まりがけでお手伝いに来られたお帰りだそうだ。いつもいろいろと話が弾んで飽きない。駅までの時間があっという間だ。今朝は、いろいろお話しておしまいにはちり紙王子の紙は買わないのよと言うところに落ち着いた。マッチは大王製紙の社長をちり紙王子と呼ぶのは知らなかったから、笑えた。しかし、そのお父様はお辛かろうと思う。

2011/12/19 押尾裁判くらいなら:
娘は勤め先で親しい友達がたくさんいるが、その中で二人が裁判員に当たったそうだ。すでに一人は実際に当たって、傷害事件を担当(と言うのか知らないが)したそうだ。もう一人は翌年だから実際には当たらないかもしれないが、通常では考えにくい確率だと思う。変な事件にあたって、凄惨な死体とか見せられて、卒倒したら、どうしてくれるんだろう。マッチならそういうところでは、絶対目を開けないぞ。怖いもん。万が一いきなりそういうの見ちゃったら、ギャーってわめきそう。うちの看護師さんは”あたし、押尾裁判くらいなら行ってもいいわ”って。いくら国民の義務ったってねえ。中山先生ごめんなさーい。

2011/12/20 24時間営業:
今更こんなこと書くと、どんだけ時代遅れと笑われるだろうが、いつものようにセブンイレブンに朝7時半ころ寄って、お昼のごはんを買った。ちょうどその時に、男性3人が、”お疲れ様”と言って出て行った。”あの人たち、夜中じゅうなの?”と、かわいい店員さんに聞いたら、”はい、そうです”。”じゃあ、24時間営業なんだ。
大変だね”と言って、店を出た。昔、セブンイレブンが始まった時には文字通り7時から11時の営業に驚いたものだった。いやはや、時代は変わるし、自分も年季が入ったものだと思う。

2011/12/21 FBのいたずら:
今朝、自宅でFBを開いたら、大分の耳鼻科の先生が、大変な目に会われたらしいことが分かった。けど、マッチには、何がどう大変なのかさえ、理解できない。要するに、訳のわからないようなところを不用意にクリックすると、何だかお友達にまで迷惑をかけることになるのだそうだ。マッチはあまり時間がないのでわからないところをクリックすることはまずないが、注意が必要と言うことなのだろう。自分のことでもあまり立ち入ったことを書いてしまうと、思わぬところで足をすくわれるらしい。用心用心。

2011/12/22 お大事に:
夕飯の後片付けをしていると、玄関のチャイムが鳴った。洗剤で手が汚れているのに、家人は出ようとしない。
パパっと手をゆすいで、通話に出たら郵便局の女性。急いで判子を持って、玄関を開ける。”荷物です”との声がひどくかすれているではないか。かわいそうに。すぐ判子をついて物を受け取ろうとすると、宛先が違う。
”これ、あたしじゃないわ、悪いけどそこのお宅探してちょうだい、でもあなた声がかすれてるね、風邪なの?
お大事に”と言って、荷物を返した。しばらくしたらもう一度チャイムが。”申し訳ないですけど不在通知票を捨ててくださいませんでしょうか”と。”うんうん、わかった。早くお家へ帰りな。”とチャイムを切った。これから彼女は、寒空の中を局へ戻るのだろうか。

2011/12/24 思いがけず一万円:
昨日は祝日休暇。ほとんど見えなくなりかけていた床の片づけをした。捨てようかなと思った封筒の中から一万円札と五百円玉一個。何だか得をしたような気になるのだからおかしい。積み上げていた本から小池龍之介の”平常心のレッスン”、これも小田急で前に買った覚えがある。一応床が見えるようになった段階でその本を読み始める。”平常心で生きると楽になる”そうだ。何よりのサンタさんからのプレゼントではないか。

2011/12/26 年賀状を出しに:
昨日の日曜日は、ようやく年賀状を出しに行った。今年は、いつもの年よりもさらに早く過ぎて行ったような気がする。これは、3.11の大震災が、被災地の人たちはもちろんのこと、少し離れた私たちの生活の上にも物心両面で大きな影を落として行ったからに相違ない。あの日を境に、あらゆる形のあるものは壊れて行く物だと言うことを、否応なしに感じながらの生活となった。

2011/12/27 苦しまない練習:
アマゾンから小池龍之介著”苦しまない練習”が届いた。今朝の通勤電車の中で読み始める。いちいちもっともなことが書いてある。以前は新宿まで小田急線だったので、大抵の本は一冊読みとおせたのだが、今は町田から大和までだからそうはいかない。さわりの部分しか読めなかったけれど、面白い。自分より30歳も若い著者だが、こんな本が出されているとは知らなかった。

2011/12/28 仕事納め:
本年の診療は今日で終わる。新年は4日から診療開始。考えてみたら、丸3年が過ぎた。その間、めまぐるしい動きがあったが、どうにか持ちこたえられたのは、支援してくださる患者さまと、スタッフの力と思う。改めて感謝申し上げます。そうそう、明日は事務のスタッフは、レセプト作成に出勤。マッチも気疲れのするレセチェックだ。胃潰瘍と言う病名で(インチキではなく実際に潰瘍)、例えば頭痛に鎮痛剤を出したら、保険請求切られてしまう。そうなると切られた分の薬剤費(7割分)はクリニックが薬局に払うのだ。ピロリ菌除菌などでも、ちょっと病名入れ忘れて、何度も煮え湯を飲まされた。保険組合はクリニックを潰すことに快感を感じているのかしらん。確かに財政厳しい中で無駄な薬剤は出してはならないと思うが、何とも厳しい情勢だ。胃潰瘍の患者さんは頭痛になったり発熱したりしてはならないらしい。

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こんな症状にご注意を!( 食道、胃、十二 指腸)

●胸焼け
●みぞおちの痛み
●胃の痛み
●ムカムカする
●便が黒い
●ピロリ菌が心配
☆☆このような症状があれば、早めに受診されてください。
※思い当たることがありましたら胃内視鏡検査をおすすめいたします。

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