ぎゃぎゃぎゃや―、あの子と同居やったのー：

夕食済んで、メシアの生涯聴きながら寝入っていた。9時過ぎやった。電話が鳴ったらしいけど、ようわからん（患者さん専用電話はものすごい音させてるから安心してね（笑））。何やら玄関で騒いでる声がする。そや、そろそろ風呂入ろーと思って降りていった。。娘が母の使ってた部屋の前あたりで、開けてーって、大声。鍵でもなくしたんかいおっちょこちょい目がと思うたが、そうではないらしい。聴くと玄関前にセミが居るって。へー、開けたるわ。ほんまや居るわ、ってんでサンダルで蹴飛ばしてそのすきに娘が入るかと思ったが、そうじゃなくてもう一匹いたやつ、これは玄関の上の方に居ったらしい、が勢いよく飛び込んできた。それからは大騒ぎ。どないするん。ワタシャ知らんで。今から風呂じゃ。いやー、どうにかしてー、とこういう時だけ甘える。仕方ない、凍結スプレー、持ってこんかい。ここにあるわ。ヨッシャってんで二階へ上がる階段の壁の上の方に止まってるやつに吹きかけようとするけど、そして命中するんやけど何せあれはゴキブリ専用のやつやから、セミにはちょっと力不足。もひとつあったぞな、もてこんかい。シュー、シュー。命中したところ敵は慌ててあちこち跳びまくる。それに応じて女二人のギャーギャーって声が。おっさん二階からようやく出てきたが、これが何の役にも立たない。マッチの後ろからああせいこうせいと。アタシャ今から風呂やがな。その途端風呂へ入ったわな、敵が。脱衣場や。ええー、風呂入れへんやん。ようやっと見つけても一回シュー、シュー。それでもひるまずあちこち跳びまくる。マッチはあきらめてドアを開けっぱなして風呂へ、あたしはどうすんのよ。知らんがな。結局マッチが張り番して出てきたらシューするということで折り合って娘も風呂へ。いつもは長風呂やけど、アタシャ寝るぞーと脅したので数分で出てきた。

今朝、薬局は休みじゃなかったみたい。良かったノー、休みやったらあの子（セミ）と同居じゃったのー。今晩Oさんちへでも泊めてもろたらええやん。

事務長は、結局7日で死ぬのやからええやろ、何もせんといてよう言うわ、早速凍結スプレー2本追加注文。

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