渋江抽斎

>> 渋江抽斎：昨日のラジオ深夜便で聞いた話。動物はその体重によって、隣にいる同種類の動物とどのくらいの距離離れているのが望ましいかが異なるという話を聞いた。生物学者でシンガーソングライターのオッさん。それによると首都圏の電車の混みようは、想像を絶するらしく、我々は体重を蚊ほどにせねばあの混雑には耐えられないという。それでも通勤せねばならない。どうするか。人間であることを消去するのがいいらしい。それが極端になったのが、電車内で化粧する女やて。あいつらは、周りにいるのが人間ということを忘れて、すっかり自分の部屋にいるというつもりになってるらしい。それはあまりにもなあ。ってんで、今朝は町田から座れたから、森鴎外の渋江抽斎を読み始めた。渋江氏の家系から、その師匠に当たる医師まで、ずっと遡って調べてある。これを読んで笑うところはない。助かった、人間であることを消去できた(笑)。

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