院長の独り言2016年11月
2016/11/1 水沢ダウン:
昨年、雨天用に、何かと思っていたところ、わか子さんが水沢ダウンを教えてくださった。早速ググってみたけど、時すでに遅し。みんな品切れだった。今年はまだ大丈夫かなと思って今朝わか子さんのページに問い合わせたら早速http//~を教えてくださった。クリニックに着いたのでさっきから検索してるんだけど、どうにもこうにも品がなかったり、どうやって購入したらいいかさえわからん。う~~~~ん、今年はどうすべえか。
2016/11/2 今日の午後:
この前、嫌な茶封筒が来たんだ。そういうのが来るとろくなことはない。2年に一回、関内へ出頭せよとのお達し。集団的個別指導たらいうご指導を受ける。ま、結構たくさん来るので船漕いでても目だたない。受付のAさんと一緒に行く。こういうのは開院以来彼女と一緒。何よりも嫌なのは茶封筒が届いたときには指定の日にとっくに検査の患者さんが入ってるということ。今年は幸いにして長嶋先生が来てくださる日だったのでラッキー。午後の外来だけ閉めれば検査には支障はない。事務手続きなどお願いして、さあて、弥次喜多道中と行きますか。
2016/11/5 ブロプレス:
一昨日は学会。日帰りの強行軍をやった。さすがに肩がつかれた。昨日は診療お休みにして(いつも金曜は午前中だけなのでお休みに)、それでも古宇田さんは断らなかったから来てくださった。で、洗濯くらいしかせずに、食べてテレビ見て寝た。で、今朝罰が当たった、何やら気分が悪いと思ったら、血圧が高い。こりゃまずいと思って、いつも飲むブロプレスを4mgのところ10mgに増やした。やっぱり、体動かさないといけないんだなー。楽して食べて寝てるのは最悪。学会場でも昭和大学藤が丘病院長になられた高橋寛先生に、会ったとたん”せんせ、太ったねえ!”と言われてしまった。
2016/11/7 軍手で間に合わしとき:
娘がこの前買ってきたベッドパッドが何やらよく眠れるんだって。で、土曜日小田急へ寄ってそれを買った。店員さんはお持ち帰りは大変ですよって、タクシー乗り場まで持ってきてくれた。結果、土曜についでに買おうと思っていた手袋がふいに。昨年買ったのはごみの中に埋まってて、もう洗う気にもなれないし、第一片方しか見つからない。娘に
”あんたなー、古い手袋でもええきん、貸してつか”
と。
”そんなもんあらへんわ。要らんもんは捨ててしもうたがな”
”えー、朝寒かったらどうスン”
と毒づいたら
”あんた、軍手っちゅうもん持っとるやろ、それで間に合わしとき”。
急いで探したらまだ使ってない軍手が束で出てきた。今朝はそれを使って出勤。
2016/11/8 手袋を買いに:
キツネの坊やみたいに、小田急まで手袋を買いに行った。すぐに気にいったのが見つかったので、キツネってばれないうちにささっと包んでもらって帰宅。今朝は御蔭で暖かかった。
2016/11/9 口のうまいMR:
昨日の夕方、もう閉める直前になって杏林が来た。何かいなーと思うと、この土曜日炎症性腸疾患に関するエリアミーティングがあるんだって。崎陽軒で。で、いつもは松島クリニックの西野先生が主催って言うか座長らしいのだけど、都合で出られず、急遽福島先生(元横浜市民病院病院長、現松島クリニック顧問)に変わったんだって。それで、福島先生が
”町田君は来ないの?”
と御名指しされたとか。ここが、メーカーの口のうまいところ。まさか、学生時代に先生の(当時横浜市大第2外科助教授)講義を一番前の席で拝聴させてもらった身としては、先生にもお会いしたいし、ましてや、本当に”町田君は~~”
と言われたのなら、お顔を潰すわけにはいきもはん。福島先生は佐竹先生のお友達でもあられる。時間も土曜の7時からなので、午後の大腸も終わってるし、是非とも参加させていただきたいと話はまとまった。きっと、先生のお言葉はメーカーさんのメイクしたものだとは承知しておりやす。そんな昔の学生なんて覚えておられるわけはない。しかし、これもチャンス。勉強させていただきやしょう。
2016/11/10 ハマの風 富貴楼お倉物語:
この前、近所の西村耳鼻科の女医先生が来られて、胃内視鏡検査を。何もなくてよかったのだけど数日後に一冊の本を持っておいでになられた。お礼の気持ちですとおっしゃる。それがこの本、ハマの風 富貴楼お倉物語。先生がお書きになられた長編小説。
”時代物がお好きと伺いましたので”
と。実はまだ読ませていただいてない。司馬遼太郎の全講演集第3巻が終わったら、読むんだ。嬉しいな。次に読む本が手元にあるって心がウキウキする。それにしてもすごい先生だ。診療だけでも普通は超忙しいのに、このような本をお書きになられるとは。そういえば、わが先輩心療内科の水野先生も小説を書かれる。先生のは医局のえぐい話なんだけど、同じ医局でよく知ってるだけに面白い。医師って本書くのねー。ゆめ先生、ガムばッてチョ。
2016/11/11 一晩で2件:
昨日の帰り、鶴川(玉川学園の一つ新宿寄り)で、人身事故が。御蔭で江ノ島線は相模大野どまり。小田原線に乗り換えて町田まで。勿論、ぎゅうぎゅう詰め。町田でタクシーを待つ。これもなかなか来おへん。ようやっとの思いで帰宅。夕飯の時テレビのテロップに相鉄線の人身事故のニュースが。何もここ(この時点では玉学)と瀬谷の間で2件もおきんでもええのになぁ。運転手さんや車掌さん、現場に呼ばれた消防官さん。お疲れさま。消防官は凄惨な場面に何度も遭遇してるからまだいい。それでも大変だと思う。電鉄の職員さんたちは嫌だろうな。儲かるのはタクシー運転手だけ。何も死に急ぐことはあるまいて。そのうち嫌でも向こうからお迎えが来るのに。人に迷惑かけるのだけは、お互いやめようやね。どんなにつらくても考え方を変えれば幸せなのじゃから。
2016/11/12 人生の岐路:
うちへ来る若い女性Kさんは腰痛持ち。そやけど、マッチが長谷川先生紹介して、セミナーも受け、腰痛に対する理解が深まったところで、町田のカイロプラクティックへ。永年のブロック注射やら、強い痛み止めから、少しずつではあるが解放されてきている。数日前、ぎっくり腰起こされたらしいけど絶対治るとの確信があるから、大丈夫。一方で別の患者さん、おっさんだけど、3年くらい顔見せなかったと思ったらこの前現れて、何と歩行介助具ないと、ろくに歩けない。第一表情が暗い。
”どしたン”
て聞いたら、某有名病院で頸椎と腰椎の手術を同時に受けたそうな。それから回復どころか、動けなくなったんだって。手術した医者にどうしてですかと問い詰めても仕方ないでしょと、冷たい返事だそうな。もう腹が立つから行きませんって。せめて手術前にマッチに一言相談してくれればよかったに。長谷川先生紹介して、何とか手術はまぬかれたかも。もともと明るい人だったんだ。明るさまで
も奪った医師は何を考えてるんだろ。
2016/11/14 お一人ゲット―:
土曜日、炎症性腸疾患の勉強会に出てみた。福島先生は、マッチが講義を受けたころと、体形も変わらず、格好良かった。大変勉強になったし、その上、横浜西部コロンクラブへの出席希望される先生が一人おられて、案内状を出すことに。ラッキー、お一人ゲット―!!
2016/11/15 幸せの腰痛学校:
伊藤先生の本が昨日やっとクリニックに届いた。で、お昼休みに読んで、早速大腸検査の準備室(下剤を飲んでもらって、きれいになるまで過ごしていただく部屋)に置いた。下剤が効いて、検査できるようになるまでには、少なくとも2,3時間はかかるので、丁度良い読み物。実際に腰痛患者がどういうことで悩むのか、丁寧に書かれていて本当にいい本だと思う。そこから一筋の光を見つけて、立ち治るまで。マッチの場合とはちょっと違っていたけど。マッチはとにかく休むわけにいかなかった。椎間板ヘルニアはMRIでとっくにわかっていた。それまでも何度もしつこく繰り返される急性腰痛。急性期を過ぎても、いつ起こるのかなとの不安との戦い。常時鉛の板が腰背部に張り付いているような、ここでちょっと無理したらぶり返すぞという感覚だった。今、全くそれはない。長谷川先生に出会ったおかげだ。伊藤先生とFBでお友達にさせていただいた頃には、すでに腰痛患者ではなかった。
ホント、急性期にはわたしゃ、このまま寝たきりになるんやないかって真剣に悩んだものだった。伊藤先生の本を読んで新たな腰痛患者がどれだけ救われることか。先生、お疲れ様です。
2016/11/16 大いなる誤解:
未だに横浜市(もちろん日本中の市町村も)が行っている便潜血反応についての誤解がある。昨日閉院前に来られた新患さん、下痢下血というから、じゃあ明日大腸内視鏡検査やりましょう(決して余裕で入れるわけじゃなくて、ナースにも頭下げなければならないのだが)と申し出たら、来週大腸検査予定なのでという。それならもういいですねと言ったものの、ひょっとしてと思ってそれは大腸内視鏡検査ですかと尋ねたところ、いや便潜血検査だという。だって肉眼的に血液出てるのならもうそんな検査は意味ないでしょうと説き伏せてようやく検査の段取りへ。今でもそう思い込んでる人もいるんだと、道は遠いなあ。でも検査は怖いんだとおっしゃった。いや怖くない検査をしましょう(笑)。便潜血反応というものはあくまでも無症状の人に対するざっとしたスクリーニング検査に過ぎないのだど。
2016/11/17 困ったことに:
水曜日の検査を一手に引き受けてくださっていた長嶋先生が、都合でしばらくお休みに。このごろ外来が増えているのでマッチひとりでは午前中の胃内視鏡検査と外来の両立は無理無理。それでもかなり先まで検査の予約が入っている。仕方なく昨日ナースがとりあえず11月30日の胃内視鏡予約いただいてる方にお電話して、他の日に移れる人にはお願いした。しばらく老骨に鞭打って、ここ一番、がむばらねば!!
2016/11/18 ついてるかも:
昨日の心配は午前中のメールで解消した。水曜日の午前中に胃内視鏡検査を引き受けて下さる消化器内科の先生が決まったぁ。それも、長嶋先生が戻られる時までなどという勝手な条件を引き受けてくださった。旭中央病院の先生。ヒャッホー。元々旭中央には大変なお世話になってるんだ。これでまた、パイプが太くなって引き受けてくれやすくなっちゃうかもなーんて。ストレス吹き飛んだ。
2016/11/19 お歳暮の買い物:
今年は都合でお歳暮の買い物が1週間遅れた。昨日の午後カイロプラクティック済ませてから小田急へ。日曜じゃないから空いてるかなーと思ったら、まあ。これがえらい大勢の待ち人数。もうしゃーない。日曜潰してくるのなんて嫌だからこのまま待っちゃえと。そやけど店内の暑いこと暑いこと、着ていたダウンのジャケットを脱ぎ飛ばして、ようやっと人心地がついたわい。しばらく待ってお歳暮をすませたのじゃ。まだお歳暮には遅すぎはせんと思うのになんでこないに混んどるんかいなと思うたら、そやそや早うに注文したらあなた、1割引きになるんやったわ。みな、えげつないなー。マッチもそれには漏れんけどなー(笑)。
2016/11/21 大詰めに:
真田丸は、大坂冬の陣勝利から、家康からの脅しと和睦提案となって、いよいよ大詰めに。こうなっては、真田太平記全12巻(池波正太郎)、2回も読んで(だいぶ前を入れたら3回)捨てるつもりで、紙袋に放り込んであったのを、大坂入城、大坂夏の陣引っ張り出してきた。昨日の夜から読み始め。何ともりりしい真田幸村に酔いしれるのもしばらくの間。テレビもいいけど、池波版は心理描写が、丁寧で、さすがと思わせるぞな。
2016/11/22 何の音かな:
出かけるにしても、雨降ってるしなー。歩こうかなバスにしようかなと迷ってる時だった。揺れたわ揺れたわ。ラジオでは福島県あたりというが、町田でも結構揺れた。二階にいたけど下で皿が音出してる。怖いから娘の部屋へ。揺れてるで。うん、ドア開けとけや。揺れは長く続いた。これでおしまいかと思った。事務長は寝てるみたい。平気なんかなー。下へ降りたけど皿は割れてなかった。何の音やったんかなー。怖いけど、出勤せなあかん。
2016/11/24 えらい用意のええこっちゃな:
数日前から鼻の左側に赤いできものが、ちょっと内部に膿を持っていた。(ずっと素人していて、途中から医者になったので、手前のことになると急に素人のことばが出る(笑))。みんなが”それ、面疔やで、怖いで”と脅かすもんやから、あわてて抗生剤と抗生剤入りの軟膏を持って帰った。娘が
”えらい用意のええこっちゃな”
と笑う。
”あのなあ、ほっといてみて、ようなるようならほっとくし、あこうなっていとうなってきたら薬飲むわな”
”そやな。そうしとき”。
昨日の夜位から膿はどこかへ消えた。今朝、ちょびっと赤いのンが残っとるだけやし、ほっといてよかった。今朝は雪。積もるんやろうか。
2016/11/25 えげつない話やけど:
昨日ゼリア製薬と杏林製薬が夕方来た。ゼリアはアサコール発売と同時に当院開業したので、どんどん使わせてもらった。ほとんど副作用もないし、よく効く(直腸炎型にはそうでもないが)。で、厚生省指定の難病である潰瘍性大腸炎に使っている。ところが患者さんが増えすぎて、軽症の場合には補助が切られる傾向にある。ところが移行措置というのがあって、その間に投薬などの工夫をすれば、次回も指定は得られるらしい。それは杏林さんが教えてくれた。軽症かどうかは申請書書く半年前にさかのぼって、最も症状が強い時を記載する。治療がうまく行って落ち着いてくると補助を切られることになるわけだ。しかし、軽症でいられるのは、患者さんがきちんと緩解維持療法を続けてくださってるからであって、やめちまったら急に増悪することだってあるわな。そういう患者さんをいかに長い間緩解状態を続けてもらえるかが、治療の眼目となる。それなのにゼリアはこっちから聞くまで、どうすれば補助を切られないで済むかの話を出してこなかった。腹が立つから昨日はこっちから
聞いてやった。そしたら”それに書いてあります”と、パンフを出してくる。あのねえ、医師って経済のことまでわかってないんだよ。よく説明して患者さんが緩解御状態を続けられるように指導するのがあんたたちの役目じゃないのって久しぶりに怒りを覚えて、マッチに似合わず叱りつけてしまった。
2016/11/26 川口先生のお誘いとあらば:
今晩は、瀬谷区医師会の忘年会。この歳になると診療終えてから出かけるのが億劫になって、欠席の返事を出しておいたんだ(笑)。そやけどこの前川口浩人先生からお電話が。結局重い腰(ホンマ腰だけやない、いろいろ太って重いのじゃ)を上げることに。行けば行ったで楽しいことはわかってる。ま、いろいろお世話になってる先生方に、御挨拶がてら、一丁出かけるとすっか。そうと決まれば、御馳走狙い。そんなこと考えてるから太るんやな(笑)。
2016/11/28 横浜駅はどっちでしょうか?:
土曜忘年会、横浜シェラトンは行くときは高島屋の高野の裏からだから迷わないけど、帰りは困った。高島屋は閉まってるから正面玄関からでた。タクシーがいっぱい待ってたけど乗るのも癪なので、横浜駅を探す。地下へもぐるカーポート付の階段みたいのはあるけど、そういうのンは好かん。急に地震でも起きたら嫌やろ。で、ぐるっと回ってたら、ヨドバシがあったり、コンビニがあったりで、駅がない。人通りもまばらになって来ていて、いかに婆とはいえ、強盗ちゅうもんがあるわな。で、むこうから歩いてきた若い女性(仕事帰りとお見受けした)に聞いた。
”あのう、横浜駅はどちらでしょうか?”
その人は一瞬怪訝な顔をしたが親切におせえてくれたぞな。そこからみなとみらいに乗って帰路へ。娘にゆうたら
”よっぽどのど田舎のお上りさんやと思うたやろなー”
って。
”それに第一何でみなとみらいに乗るんや。横浜線に乗ったら直通やないか”。
うーん、馬鹿にしてからに( `ー´)ノ
2016/11/29 他人の幸せ:
人の幸せを心から喜んであげられる人は、いったいどのくらいいるのだろうか。はは、今朝は長谷川先生になっちゃったぞなもし(笑)。
2016/11/30 生き抜く力:
人は①食べられること(金がなくて食べられないという意味でなく、口から食物を摂取できるという意味)②眠れること③人のために何かできること(お金をもらって働くというだけでなくて周囲の人を喜ばせるだけでも)の2項目が失われたら、生きていく力がなくなるんだなぁと思った。私たち医師はそういう人にとって何の役にも立てない。特にうちみたいなクリニックは。せめて手遅れにならないうちに検査受けてほしいと願うだけ。
こんな症状にご注意を!(大腸)
●便潜血陽性を指摘された
●便秘
●下痢
●便秘と下痢を繰り返す
●便が残った感じですっきりしない
●おなかの痛み
●血便がでたなど
☆☆早めに受診されてください。
※思い当たる点がありましたら大腸内視鏡検査がおすすめです。