昔、聖書を勉強した時には、ちっとも体系的ではなかったから(自分がまじめに勉強しなかったためですが)、イエス様のたとえ話などが、どうしてもわかりにくかった。この休みにはメシアの生涯ずっと聞けて大きな流れが分かった。メシアは公生涯の初めのころには、大衆に向けて奇跡を起こし、病人を癒し、死人をもよみがえらせた。が、いくらしるしを見せてもユダヤの人たちは信じなかった。イエス様の悪霊を追い出す力はサタンからきているものであるというベルゼブル論争がそれだった。

今の私たちにしてみれば、イエス様の裾に縋らせてもらうだけでも、十分感謝なのに。

その論争以降イエス様の説教は大衆にはたとえ話をなさるだけで、弟子たちと本当についてくる信者にのみ明かされた。ご自身が十字架への道を歩き始めたと意識されてのことで、ご自分が亡くなられた後、異邦人にまで神の国を広めていただけるためであった。まことに神のお考えは壮大である。

種まく人の例えなどがそれであった。たとえ話は信者でも未信者にも有名であるが、前後の文脈を知って読まなければ、頭は混乱する。

昔のマッチの聖書理解は何と浅かったことだろうか。

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