まんで（まるで）、蛇やがな：

娘は今日は出勤。お休みが多いので首にならへんか心配しよるが、そうでもないらしい。冬のボーナスが減ることは間違いないって。

今朝は出勤なので、朝一緒にニュースも見れた。ウナギが今年は稚魚が５倍も（何を基準にかは忘れた）あるので、値下がりするそうだ。暑苦しく焼き上げているところを何度か映しよったが、そのあと大きなプラスチックのまあるい容器にびっしり重ねられて（あれでよう生きとるなあ）、出てきた。跳ねるやつもおって、おっさんが器用に救い上げて容器に戻す。娘はもともとウナギは好かん。

なあ、これまんで蛇じゃんか、アタシャ嫌いや。

マッチも、ものすごい量のウナギがお互いの上を這いずり回ってるの見たらぞっとした。ほんまや、蛇やわ。

我が家はもともと安上がりにできとる。娘の大好物は雑炊と納豆。ウナギなぞは眼中にない。

元はと言えばウナギたるもの、池波正太郎、剣客商売によれば、ウナギちゅうもんは江戸では馬鹿にされてた。料理法も筒切りにして屋台でそのまま焼いたんを、売ってたらしい。とてものことにうえつ方の口にするものではなかったらしい。剣客商売と言えば田沼時代の小説だから、そんなに昔のことではない。筒切りにしたうまくもないウナギが、最低の労働者の口に入ると元気が出てきたところから、焼き方などが研究され今の食べ物になったらしい。娘は全然うえつ方どころか超庶民なのだが、金がかからんようにできてるらしい（笑）。

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